第19話 さすが、変態なのに優秀な美人メイドね(^o^)
「さて、ここらへんはあらかた掃討されたわね。次行きましょうか。」
周りを見渡すと周囲はほぼ肉塊だらけ、低ランクの冒険者が固まって次々と素材を剥いでいる光景だけが見える。
動き出そうとその場を離れようとし獣の遠吠えらしきものが聞こえる。
「…なんだろう?少なくともこの国周辺には居ない種族だと思うけど…?」
「マリア近くにいる?」「はい、姫様。ここに。」
「あの声の正体を調べて欲しい、あとお父様に報告をお願いするわ。」
「かしこまりました、すぐに影を放ちます。すでに王には連絡済みです。」
「さすが、変態なのに優秀な美人メイドね(^o^)」
「お褒めに預かり恐悦至極、そのお言葉だけで濡れ濡れですわぁ(;´Д`)ハァハァ」
「自重しろ変態。」
謎の生物の出現、イレギュラー発生により魔物討伐は数も減っていたので残りは冒険者と王国軍に任せ王族と騎士団は謎の生物の調査を開始する。
そして、斥候から報告が届いた。
「報告します、約10キロ先に未確認生命体を発見しました。」
「うむ、ご苦労。してその正体はわかるか?」
「…いえ、私も部下たちも見たことはありませんでした。現在未確認生命体の画像を撮影し王都の生物、魔物の研究者に照会させております。
こちらが未確認生命体の画像です。」
「うむ、…なんだこれは?見た目はブルースライムだが…手足が生えておる…?
しかも無駄に筋肉質だ…、例えるならオーガの手足に似ている。
しかも頭がゴブリン?そして翼が生えているぞ?
頭に一角ウサギの角に目がワーキャットで鼻がオーク、牙がウルフ…か?」
「はい、多種の魔物の特徴を備えております。まるでこれは…、キメラ。
合成獣のようです。」
「馬鹿な、悪魔の研究はすでに滅んでいるはずだ!!」
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