第8話 さーせん、以後きをつけやす。
静かな時は必ず唐突に終わる。
授業が終わり馬車で帰宅し王城までたどり着いた時、王都の大鐘が鳴り響く。
鐘は通常時刻を告げるために鳴らされるが、
今回の例を言うと緊急事態を告げるものであった。
「これは事件の予感ね、さっそくお父様に確認しなきゃ!!」
と言いながら馬車から飛び降り空中三回転半して、着地。ちなみに今日は青と白のしましまだ。
そして王の執務室まで駆け抜ける。
「おーとーさーまー、じけーんなーのー!?」
「おいおい、スカーレットよ。はしたないではないか。」
「さーせん、以後きをつけやす。」
「まあいい、現在王都から北方100km地点にあるダンジョンから魔物の大群が発生した、スタンピードだ。」
「マジ、ヤバイじゃない!」
「進行方向から見て目標はここ、王都だと思われる。騎士団や軍の編成を急がせているがなんとか間に合いそうだ。」
「冒険者ギルドに依頼は出したの?」
「既に依頼は出してはいるが高ランク冒険者は南の新しく発見されたダンジョンに行っている所為で少々心持たないがね。」
「はい、はいはいはい!私も戦う!!」
「出来れば大人しくしてほしいのだがな…。」
「いいでしょ、国の一大事何だから!!
(暇も潰せるし戦闘訓練にもなるから一石二鳥ね♪)」
「はあ、戦士の家系に生まれた性なのかな…(´-ω-`)」
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