第4話 彼氏の彼女、沙耶香
羽奈の彼氏の奏は、凄脳みその
持ち主‼
記憶力が、
ハンパなくて真剣に見聞き
したものは記憶され、
勉強しなくても
頭に入ってしまう。
隣で真剣な顔してたから、
「今記憶中?」
って聞いてみたら、こぼれる笑顔が
帰ってきて
「そうだよ。羽奈、」そう言った。
だって授業中しか話せない。
取り巻き隊の紗耶香や
他のクラスの女の子が、沢山
やってくる。
奏もそちらを優先するから仕方ない。
授業が終わると、女の子が
ドドドドド💨💨💨と流れ込んできた。
奏はチラチラと羽奈を気にして
いたけど、紗耶香の一言で気にする
のを止めた。
「奏、🎼カラオケいこっ、
他所の学校の女の子を呼んでるよっ 。」
「マジで可愛孑いるよ。
奏にあいたいってサ」
ウフッとブリブリ丸だしの紗耶香が
クネクネして奏を誘ってる。
「マジっ!!♡д♡期待して
いいのかー」
奏は一瞬嬉しそうな顔をみせたが‥
「でもな~あぁυ、
俺、羽奈の彼氏だしっ・・・」
チラッ
一応、奏は羽奈を気にしてみる。
羽奈はスマホで売り出しの確認を
している
««まっまさか»»奏は冷や汗タラタラ
「今日、火曜日?」
奏は┣¨‡┣¨‡しながら紗耶香に
聞いた。
「うん。火曜日だよ❤。」
紗耶香はどうしたのと言う様な顔
て奏を見た。
紗耶香は真っ黒な塗りたくった
目と、バッサバサの付け睫毛を
瞬かせながら答えた。
「紗耶香無理だ。
火曜日は五時の市
卵買う約束してたんだ。」
「は? タマゴ?🥚?
なんで卵が出てくるの?」
お嬢様の紗耶香には売り出し98円
の有り難さが分からない主婦の
見方の卵とモヤシとかいわれ大根
この三点は給料前のお助けアイテム
奏はすまなそうに目を細め
「うん。おひとり様1パックが
2人で行けば2パックになるだろ‼
スーパーの目玉商品‼」
それを聞いた紗耶香ははぁぁぁぁ💢💢
ツカツカツカと羽奈の席まで
やってきて、
「相場さんっ、
また奏こき使ってんの
アンタんちの下僕じゃないんだから
アンタサ、名ばかりの彼女なんだ
から調子にノンナ
奏を こき使わないでよっ、
私達の奏でもあるのよっ
アンタだけのモノじゃないのよ💢
わかってる!?💢」
その一言が合図のように羽奈は
何人かのよその女子で囲まれて、
ギャギャギャギャギャギャギャギャ
ピーチクパーチク
「ア~分かりました。
うるさい、煩い‼おめーら耳が
キンキンするワ💢
ハイハイハイハイーハイ‼。
み~んなの奏デス独り占め禁止
って言いたいんだよねー。
カラオケ楽しんでください!」
「ヤッタッ‼ーアリガト」
奏が嬉しそうにフアイテングポーズをした。
何故か拍手、拍手、大拍手
「分かればいいわ!! じゃあねっ
相場さんっ。」
沙耶香はフンっって顔を見せて
奏を引っ張り歩き出した。
奏もハイハイッルンルンった感じ‼
「えっ?もう行っちゃうの?
かな・・・で、待っ・・・て‼
そんなぁー」
バタッ、羽奈はつまづいて、
こけてしまった。
奏は羽奈を取ると思っていた、
付き合う前はPUSH PUSH PUSH
だったのにぃー
羽奈がコケた先には歌音と実帆の
上靴があった。
下からずっと上に見上げていくと
二人とも胸で腕を組んでシラ~ってしてる。
実帆がかがんで、ほっぺをビョ~ンと伸ばして目をつりあげた。
「アイツ誰の彼氏じゃい。いってミロや、言って み.ろ。」
イタイイタイ、ミホ~いた~い。
歌音も、「アホ。お人好し💢」
ボコッ
か、かお~ん、イタイ
「今日の朝だって、紗耶香と来たし、帰りも紗耶香とデートだしっ、
分かってんの。」
歌音がイラついて怒鳴ってくる。
「わかってないよ、羽奈 は…」
実帆も呆れザマに目をギロリ
として見下ろしてくる。
バタッ‼
「ヤキモチなんて、ハンパな事言わ
ないで別れちゃいなよ。
セフレもいるし、
紗耶香とも怪しいし、
他にも噂は沢山あるよ。
止めていたがいい。奏は・・・
ろくな噂ないよ。
羽奈には手に 手におえる男じゃ
ないって!」
実帆は世間知らずな羽奈を諫める様に話だした。
「昨日なんか綾と、腕を組んで
図書室に入ってたし、
覗いたら綾のスカート落ちてたし
何してたか分かるでしょっ。」
「その前は由衣とデートしてたし。
ムリだわ~ 。」
それから2人は奏がどんなにスケベ
か話てくれた。
「自然消滅狙いでいくか、別れを
告げな‼。
あんなの盛りのついた😸より
タチ悪い!
アイツは友達としては最高で、
彼氏としては最低━━━━━━━なクズ、クズ 屑‼」
実帆も歌音もウンウン頷くから
羽奈も、ついつい釣られ頷いてしまう。
ウンウン。
キャキャー奏
次の日も奏は、
相変わらずのモテっぷり。ε=
キャーキャー
「ねえねえ、
新しくできた焼き肉店行かない?
ちょっと食べてボーリング
何てどう?」
「おっ、行きてーいいねー。」
「行こー行こー。決まりッ。」
羽奈をチラッチラッと見ると
チラシの確認をしてる。
「あれッ、今日は何日?」
お約束野ように紗耶香に奏は聞いて
みる。
「29日だよ。」
「あた~!無理だ!紗耶香今日は
2、9、肉の日だ、」
残念そうに呟く。
「このあいだ羽奈に、ドタキャン
したし今日こそ
付き合わなきやだし
・・・な‼」
ああ、遊びたかったなーとは
言わないけど態度で示す奏は
しょんぼりとして紗耶香に助けを、
求めていた。
母性本能をくすぐるウルウルな目
紗耶香が黙っているはずもナイ!
ツカツカツカと又羽奈の席へと
向いキャンキャンした声で羽奈に
言う。
「ちょっと相場さんっ、まだ奏を、
こき使ってんの、言ったでしょう。」
あーうるっせー💢
💢««かんけーねえから»»
ドンッ💨ジャマ!!
掴みかかるサヤカを押しのける。
流石の沙耶香も、ひるむ。
羽奈は教科書をバックの中へ
ポイポイと入れていた。
「へ?」
間の抜けた返事を繰り返す紗耶香
奏と紗耶香はポカーンとしていた
が、沙耶香は奏の腕をシッカリ
握っていた。
もうスッカリ癖になっているんだろう、違和感なし!
自然と奏もそれを許している。
羽奈といる時より自然‼
軽いSHOCKを受けながらも
「だあかぁらあ、ア!よく聞けや
アンタら
📣 宝生君とアタシ関係ー
ねーって.ん.の.。
いちいち確認いらないから
許可もイラネ
どーぞ!! 私達 無関係だ.か.ら,w
お好きなように!!
何日でも何時間でもくっっいとけ。!!
奏は紗耶香の男だろうがー!!
ちゃんと管理しなよ‼」
「え、´,,•ω•,,ポッ
いいの♡」
沙耶香は嬉しそう。
「📣ああ‼ いいよっ‼」
それを聞いた奏は慌てフタメク!
「えっ!! ちょ、ちょっと待てよ!
関係無いってどうゆうことだよ
?沙耶香の?男って、ナニ?
マッ!!マサカ……俺の事?」
ハーァ他にだれがいるんだ?
羽奈に詰めよって奏は、必死に
聞いた。羽奈はメガネを、外し
髪をといてパラリ
可愛らしい目で真っ直ぐ見て
紗耶香風に言った。
その方が理解力あると思った。
「だってえ~ん~~
わ・た・し・名ばかりの彼女♡
なんだからぁ
つまんないのぉ~」
実帆の腕をとりブルンブルンしながら
「宝生君ってぇ~こんなブリブリ
がぁ好きな んでしょっ。
しかもぉ、おまたの、緩い
違った!関節のやわらかーいのが、
好きでしょう。
羽奈にはムリ、ムーリなのぉ~。
2人ともぉ、下半身が
仲いいからぁ、引き離せないしぃ
無理 、無理、なのぉ!! 。」
「エッ‼」
奏は一瞬時間が止まった様に動け
無くなる。
「あ一つかれた!!」コキコキ
と、羽奈は締めの言葉を言うと
バックにポイポイと残りの
教科書を入れる。
「じゃっ、紗耶香、宝生君の事
今迄通りヨロシク!!
って事で忙しいからバイバイ」
羽奈はスクールバックと鶏柄の
エコバツクを持って教室を
飛び出した。
実帆~歌音帰ったら電話するね~と叫びながら…
ポカーンとして見送る奏と紗耶香
メガネを外し髪を解いた羽奈を見た
男達は可愛い、可愛いと騒ぎ出した。
入学してから羽奈は素顔を見せた
事が無かった。
男達と奏の取りまきを、振り払って
駅へ向かう。
「間に合うかな?」
今日は肉の日と重なり
かなりの、期待‼🍖月一番の
肉の安売り、羽奈は1ヶ月分の肉
ねらい、リュックもデカイ
この日が家計を圧迫するかしないか
の瀬戸際、外せ無い‼️
猛ダッシュで走る走る💨
専業主婦はもう買い占めた後だ
パート主婦も狙ってスーパーへ
駆け込むハズ
羽奈はロースとカルビーと胸肉
後豚バラ、鶏肉はデカ盛り三パック
狙い、他の安売りには目もくれず
まずは精肉コーナーを目指す。
と段取りを頭に入れながら走って
いた!
「羽奈」
後ろから急に、腕を引かれて
急ブレ━━━キがかかる。
「きゃーっ、イタイ! 」
肘がビーンと伸びてかなりな痛さ
奏が息を切らして、髪を振り乱して
追いかけて来てた。
「宝生君どしたん?ボーリングは?
焼き肉は?あなたの大事な紗耶香
は?」
キョロキョロと親衛隊の姿を探す。
「んな、どころじゃねーよ。何だ、
関係ないって、
俺達付き合ってんだから、
紗耶香は
と、も、だ、ち、!!」
「へ!?ヤッパリ付き合ってたの?
わ.た.し. と?」
マジかとゆう顔で奏を見た。
「当たり前だろ💢。」
「じゃあ、無しで、御願いしまーす。 無効、無効‼
忙しいから行くよー」
「は?」
奏は少し呆れ顔で、羽奈を見た。
奏の、そんな顔を見て羽奈は
確認する様に奏に聞いてみた。
「じゃあ聞くけど・・・」
羽奈は立ちつくす奏に問いつめた。
夫の不倫を問いただす若妻の
様な感じで
「何?」
「明日、土曜日だよね!予定は?」
「υさやかと食事カナ?」
[じゃあ、日曜日は?」
「紗耶香ん家でマッタリかな?。」
「もしかして土曜日からお泊まり。」
「金曜日からだ‼
でも‼誤解するなよ、紗耶香とは
遊び、俺の心は羽奈だけだから。」
「うわぁ気持ち悪い。
ムリだワ、
病気だってあるし 。」
「は?病気?」
「宝生君は、御曹司なんだから
それなりの 遊び慣れた女がいいよ
私じゃあ、つまんないから
紗耶香といるんでしよう。
紗耶香と、ヤった?」
「でも・・・遊びだし!。」
(¯―¯٥)
「ヤった?💥💢」
「う ・・・ん、かも。でも
紗耶香も遊びだし・・・」
「やっぱりね。そうだよね、
あの接近は気合い入ってるし。
普通の関係じゃナイワ‼」
「紗耶香にすればぁ、
ピッタリじゃゃゃーん。
仲いいよ、2人とも緩いし。
いんじゃね。
セフレもいるんじやね?
お互いに‼」
「え‼・・・あ、その・・・ㅇㅁㅇ;;」
「いるんかーい。
どんだけ元気なのぉ~?」
「だから!羽奈は
無理なんだろアレするの。
仕方ないだろ!
大事にしてたんだよ。羽奈の事。
だから・・・代わりに・・・紗耶香と‼」
「へ?代わり、でも・・・ムリ、
汚いもん。
ヤダ`ε´ 最低‼」
羽奈は振り返って、入って来た電車
に無言で飛び乗った。
「きたな…い?って、俺・・・ガーン」
制服のシャツをクンクン
柑橘系の香水の香りしかしない。
しかも羽奈が好きって言ってた香水
奏は呆然と椅子に座り何本もの
電車を見送った。
何時間座ってたんだろう。
静かになったホームは段々と
酔っ払いや、残業したような
疲れきった人で溢れた。
その人達から見ると俺も同じ
なんだろうな。
ハア~ツ椅子に座り天を仰ぐ。
「俺、汚いって言われたー
ハァーSHOCK‼」
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