歩み始める君たちへ(’21)

Syu.n.

歩み始める君たちへ

期待を胸に、不安を胸に


新たな場所へ歩み始める君たち


そこには絶望もあるだろう



社会は不条理に満ちていると言われる


否定はしない


それを受け入れていけるのが大人?


そうかも知れない


でも、そうじゃないかも知れない



「死にたい」と思うことだって、この先きっとある


「自分は社会に必要とされていない」と思うことだって、多々だろう


でも、少し考えて欲しい


「社会に必要な人間」ひいては「世界に必要な人間」が、そもそもいるのだろうか?


少なくとも私は「いない」と答えよう



「自分で責任を取れるのが大人」正論だ


ただ、大人は子どもの延長でもある


必ずしも、全てを自分だけで処理しなくていい



「仕事には全力で取り組め」正論だ


だが、「常に全力を出せる」なんてのは誰しもはできない


少なくとも私は出来ない


だから「仕事をしてるフリ」をしたっていい


その自覚があるなら、責めはしない


だけど、そこからは先に進めないことも感じて欲しい


それならむしろ立ち止まること


そこからみえる「自分の全力」もある


「全力のための溜め」を指摘されても、


そこにハッとすることがないのなら、自分を信じて進んで欲しい




歩み始める君たちへ


「正解なんてものはない」


でも、5年後、10年後、20年後、


その「半生」を振り返ったとき、


「正解だった」と言える人生を目指して欲しい

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歩み始める君たちへ(’21) Syu.n. @bunb3

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