第2話 スキル確認

 うん。まあ、取り敢えず俺のステータスでよくわからないスキルを見てみるか。

 えーと、無効系はそのままだろう。その他を、と。


鉄の体****************

鉄で出来た体。頑丈。物理耐性が僅かに上がる。そのかわり火属性耐性が僅かに下がる。スキルLVが上がる毎に顕著になる。

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 物理耐性僅かに上がって防御1なの? それとも数値には現れないのかな? 

 後、火属性耐性ってことは火属性があるってことだよな。

 火属性だけな訳ないし他の属性もあるんだろうなぁ。

 さて次。


神鑑定****************

『鑑定』の上位版。神に与えられし力。あらゆるものを調べることが出来る。

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 神に与えられた力ってどういうことだ? 

 そういえば変な称号があったな。

『鑑定』スキルとは。


鑑定*****************

相手のステータスを見ることが出来る。魔物や道具などの説明も見れる。自分の魔法攻撃力が相手の魔法防御力よりが低いと見ることが出来ない。相手より『鑑定』のスキルLVが低いと見ることが出来ない。スキルや称号の詳細を見ることが出来ない。

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 お、おう。あんま変わらんな。

 いや、スキルの詳細を見れるのは大きいか? 

 これ過ごしてないと分からんな。

 次は称号だな。


最弱*****************

世界で最も弱き者に与えられる称号。雑魚。

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 おい! 悪口になってるぞ! 

 もう1つは、と。


魔なる神の加護************

魔物の神の加護。必要経験値が半減し、取得経験値が倍になる。

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 何これチート。

 それよりなんで神の加護なんてあるんだ? 

 転生したことと関係あるのか。

 俺は日本のただの大学生だったんだけどなあ。


 さて、スキル確認が終わったところでここはどこかな。

 周りには機械の残骸と思わしきものが沢山ある。

 ていうか見渡す限り地面が全部機械の残骸で埋まってる。


古代魔道機械の残骸**********

古代魔道機械の残骸。かつては、とある聖女によって作られた魔力で稼働する機械だった。その聖女が齎した魔道機械は世界の文明を大きく飛躍させた。しかし、その結果訪れたのは戦乱だった。その後、世界で最も強くなった聖女が自分が作り出したもので起こった悲惨な戦争に何を思ったのかは本人にしか分からない。現在はその殆どが破壊され、技術も失われている。

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 な、なんか壮大だな。



 さて、そろそろ移動するか。ガシャガシャと俺は移動を開始した。


 ここら辺は建物などはないが、車らしき残骸や杭のように地面に突き刺さっている銃のようなものなど遮蔽物は結構ある。


 故に気づくのが遅れた。十数m離れたところでのそのそと動く存在に。


 それは一見するとカエルのようであった。

 しかし、脚には爪があり、体が鱗で覆われている。

 さらに背中には退化しているが翼もあった。


 問題なのはそれが全長4m程あり、俺の同族を食らっていることだ。……何あれ? 


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メタルイーター: D……竜系

金属が好物の早熟したドラゴン。魔力と一緒に取れる機械系の魔物を主食としている。機械系の魔物以外は襲わない。基本的に大人しい。魔法を使うことは出来ないがタフで攻撃力が高い。しかし、鈍足。竜系の魔物ではあるが翼が退化して飛べない。

ステータス:

HP:D+ MP: D− 攻撃: D+ 防御: D 魔攻: D− 魔防: D 敏捷: D−

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 ……何それ怖い

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