#深夜の二時間作詩 「共同体」

生命線を契られた痕は、世に放たれてそして散っていく

青白い山脈を細々と降るように、泪は心を枯らすまでに

地球上で歩み続ける、しがない 動物たちの、排泄物を

幾度もなく転がし続ける、愛という名の許に首を括った

その日の延長線上に未来を生み出しているとするならば

箱庭は正しく清く或る、信じれば底は永遠の苑、お花畑

あなたと私をつくり抱いた、神も又、信じれば眼前の崖

総ては偽善に寄り添う、青い方舟、あなたのために貫く

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