「バベルで突く」#深夜の二時間作詩 「群れ」

誘蛾灯に集う数匹の

羊の一団は 寒空の許 やさしげな坊主に陽される


敗者の列へ押し合いへしあい 長ゐ列ヲ創ル 

たましいは安泰へ


そして 死海、

裸電球が人肌に温もるころに 私たちは

夢を抱いて眠りに生きたいと叶う


何℃でも 永遠

カクテルパーティーに吞まれては看る 衰弱詩した

誰ぞの聲か?  

私を手招くする(か~こ)の 年輪は読み解かれた


混雑する機関車の煤まみれに陥りながら、あたりまえにも

太陽に隔されてありったけの賃金を薙ぎ払い

過去に戦友になった。と?


「ばかばかしいえる」


安穏にも切り倒された。楽観的寄木細工に到る、すべからず

象眼こと、だ。



何を思うか貪欲なカラよ

私は、キサマに囚われている 


奇しくも蔓延る花吹雪限りない天嬢に、風の征くまま

寄せ集め、潮水は澱む

そして、枯れ葉の口後守は

傍らに添い、騒めきも腐り、そのうち土と平に凪ぐ。

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