苦土蛭石の彼是 #深夜の二時間作詩 「I love youの訳し方」
雑然とせめぎ合い擦り切れるばかりのフィルムよ 廻れ
人々はこちらを顧みずに過ぎ去るばかりのいま、
頑なに動かぬ信仰が腐った躰をひけらかした として
元より見知らぬモノ
注がれた油に火を灯す
明け透けなく宵も空けるなら、逃れることは適わず、
いつまでも細々と妬かれている
明けない光
ボクは
もう何も視えはしないのだと言わしめる
カンテラの許 間延びしたiが ゆらり 微風とタクトを
一匹の子蠅とワルツを踊る
(かほり・いと・つぶて)⇒憬れ
星天の元でキミと躍る。けれども
根拠はないに等しく
「誰が何をもって、信じ射るというの、そらは
そのうち尽きて地に落ちるのでしょう」
正しくは誰が鉄槌をくだすのですか
焼け爛れた 救いを持たない
これがわがカルマのカタチだとすればなお、ものに到らず
生唾を吐き捨てては
希望ヶ丘のキミに出会えるように栞を重ね入れる、
フィルターには、みひとり
といた 朝な夕なと 互いの屁理屈だけを活版して
全てを洗い流すように 闇に縺れ其処に転じるとする。
玩箱に夢おしろいをもたせ 澱みなく肯いてくれ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます