幼馴染彼女が有能な双子の兄貴と浮気をしたのですがむしろ好都合です。無能な俺は兄貴の大本命を全力で寝取りに行きます!

雲川はるさめ

第1話

幼馴染彼女が有能な双子の兄貴と浮気をしたのですがむしろ好都合です。無能な俺は兄貴の大本命を全力で寝取りに行きます!


俺の名前は山吹シンジ。

現在高校二年生。

日曜日のある日の事だ。

一人でラーメンでも食おうかなと、思って

昼どきを少し外して外に出たが、あいにくと店は臨時休業していた。

仕方がないので、俺はUターンした。

家にある野菜とか適当に切って炒めて

即席の野菜ラーメンを作って空腹を満たそうと思った。



それが今思えばいけなかった。

見たくないものをモロに見ちまうことになる。

急遽帰宅後。家のドアを開けると、

玄関先に見慣れた赤いパンプス。

これ、俺の幼馴染彼女、アイリの持ち物だと

すぐに分かった。

嫌な予感が走った。

家に、両親はいない。

ちょうど、二人は結婚記念日のお祝いで

俺と兄貴、シンヤの子供ふたりを残して、箱根に二泊三日の温泉旅行に行っていた。


つまり兄貴と、アイリは何故か

二人だけでこの家のなかにいるという状況に

なってた。


さて。紹介が遅れたが、

俺の双子の兄貴、シンヤは

どうしようもない女好きだった。


常日頃、俺に、

「おまえの彼女のアイリ、最近かわいくなったよな。胸もでかくなってきたし。

触りてぇなぁ」


などと俺の前で呟いていた。


お互いにとって、アイリは幼馴染になる

のだが、俺の方がアイリとの付き合いは長かった。


何故かと言うと。幼少期から出来のいい

兄貴は有名私立大学の附属小学校、

から、附属中学へと進学し、

県下トップの進学校へ入学。

今、現在は成績上位者としてその高校のスクールカーストの上の方にいる。


一方の俺は両親に差異をつけられ、

塾に行かせてもらえなかった。

といってもガキの頃から

ゲームに夢中になり、勉強を怠けていた俺が悪いんだが、


附属小学校の受験に失敗。

→地元の公立小へ。

医者をしてる父親に、

「俺の子なのに恥ずかしい!」などと

罵倒された。その後、グレた俺。

更に、中学も落ち、そんなわけで兄貴と同じ

高校に行けず、

中堅の公立高校に通ってる。

アイリも俺と同じく普通に公立の小学校に通い、公立の中学へと進学し、

俺と同程度の頭のよさだったために、

今、同じクラスで高校生してるんだ。

そして、カレカノになってた。

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