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  • 最終話への応援コメント

    お互いがお互いを思いやるからこそ、ときに傷つけ合ってしまう。
    そういう、ありがちだけど描き難いものを、的確にフレームに入れた鮮やかな短編でした。
    最後はハッピーエンドでよかった。
    モテてるってことは、その整形も良い方向に行ったと言うことですよね。

    でも、たぶん、語られなかったところではありますが、整形したあとの進さんをそれでも好きでいたから進さんはモテたのだろうと思いました。
    『モテ』って結局自信がないと発生しないので、あのとき「なんで整形なんかしたの!? 前の方が良かった!!」って言ったら、進さんはモテない冴えない男になっていたでしょう。
    大事なのは心。人を思う心。
    それを説教ではなくドラマでわからせてくれるところが素晴らしいなと思いました。

    ありがとうございました!

    作者からの返信

    詩一さん

    すみません!!
    こちらのお返事をすっかり失念しておりました。。
    このたびは遊びにきてくださり、ありがとうございます。これはとある友人の経験談を元に作成した短編です。その友達は結局整形をしなかったのですが、もし整形をしていたら、自分がもしも同級生なら、こんな反応をするだろうと想像しながら書きました。
    でも、最後はハッピーでありたいですからね。整形がうまくいったかどうかは描写しておりませんが、その新しい「瞼」も主人公は好きになれたというところでオチにしています。心を愛せば、相手の全てが好きになるというやつでしょうか。

    なるほど、モテは自分に自信がないと成り立たないのですね。
    金言頂戴しました。役に立てます。何の役に立つかはわかりませんが(笑)

  • 最終話への応援コメント

    思春期の何でも気にしてしまうあの時期が鮮やかに描かれていて、心がキュッとなりました。
    自分の嫌な噂話を聞いてしまったら、やっぱり心が折れそうになる程に気になりますよね。

    進の相当悩んだだろう想いがありありと見えて、それと同時にあきらの言えなかった一言への後悔が、彼に膝にしがみついて泣く行為で伝わってきて……

    噂話って残酷です。進は自分を全否定された気持ちだったでしょう。
    でもあきらはそれすらも気に入っていた。それは進の人間性をそのまま気に入っていたから。でもそれを口にした事はなかった。
    思春期とその危うさと気恥ずかしさと残酷さと……いろんな色がこの物語に見えました。


    こういう心の描き方、やっぱり上手いなぁと思います。
    誰にでもある後悔、でもその二人の先を描くことで、彼らの未来を見る事ができてほっと胸を撫で下ろしたのも付け加えておきます。

    今が幸せならそれでいいような気もしますもんね。

    作者からの返信

    あまちゃん、丁寧なご感想をくれてありがとう!

    すごいなぁと思ったのは、この物語におけるあきらの気持ちをちゃんと汲み取ってくれていたことだね。
    「あきらはそれすらも気に入っていた」
    とおっしゃっている、まさにこれ。
    あきらは進という存在のまるごとを気に入っていたんだね。側に居るだけでホッとする、自分にとって自然な存在だったのだよね。
    だけど友達に指摘されたことで、不自然な気持ちが浮かび上がってくる。あきらはそれが嫌だったんだね。自分の中にわきたつ「不自然さ」が。進の瞼は好きなのだけど、「意識してしまう」。この「意識」。これが嫌だったんだね。

    ま、だけどあの二人はいい夫婦になったようでよかったです。
    進も、もてているようだし(笑)
    バレンタインのとっておきを用意してくれているなんてね。
    これは、お風呂でせっかく歯を磨いたのにもったいないね。
    あとでもう一回、磨かなければならないのだから。

    あきらに心を重ねてくれてありがとう!
    あきらも進も、とても嬉しかったと思います(*´▽`*)

  • 最終話への応援コメント

    ちょっとしたことでも、あの年代って外見のことを結構気にしますよね。
    第4話までは、主人公が言えなかったことで取り返しのつかないことになって、離れていくかと思ってました。
    でも、最終話でいい終わりになってよかった。
    あの後、ちゃんと話し合えてくっついたんですねえ。

    作者からの返信

    lachs ヤケザケさん

    コメントをくださり、ありがとうございます。
    若い時代は、心が鋭敏で、そして強い思いきりがある。だから「なんでこんなことで?」と思われるようなことがきっかけで、大人が想像だにしない行動にうって出る脆さがある。それはもちろん、良い方向に振れる時もあるのですが。
    第四話の最終話のギャップ(考え方とか、関係性とか、温度感とか)については狙って書いたものですので、そこに注目していただいて嬉しいです。脆く強く恐ろしい……同時にはかなく美しいもの。それが「若さ」だったのではないかと思ったりします。そういう、「若さ」の背景にある見えないものを書いてみたいと思い作成に至りました。

  • 最終話への応援コメント

    はじめまして。星都ハナスと申します。
    ハラハラしましたがハッピーエンドで良かったです。
    「強くなれる」理由、きっとお互いを大事に思う心だったんですね。

    作者からの返信

    星都さん

    こんにちは。
    このたびは本作に遊びに来てくださり、ありがとうございました!
    こちらでご挨拶をさせていただくのですが、Twitterでのフォローにつきましてもまことにありがとうございます。
    お勧めに星都さんのアカウントが出てきて、ツイートや物語の設定・構造に興味深いものを感じましたのでフォローをさせていただきました。
    そうすると早速本作に遊びに来てくださったばかりか、コメントまで!
    とてもうれしいです。ありがとうございます。

    本作は、友達が「昔、整形を考えていた」と話してくれたところで着想を得ました。
    もう少し長めの話にして深掘りをした方がよかったかなぁ、と今になって思ったりします。
    でも星都さんとの交流の種になったとしたら、この作品にも意味がありました。
    これからも仲良くしていただけると幸いです。どうぞ、よろしくお願いいたします!

  • 最終話への応援コメント

    こんにちは。

    大人になれば容姿のことなど言われなくなるんですけどね、その頃はそれが全てのように思ってしまうんですよね。

    どうなることかとハラハラして読んでいましたが、最後はハッピーエンドでなによりホッとしました。

    作者からの返信

    古出さん

    こんにちは。
    このたびは本作に遊びにきてくださり、まことにありがとうございました!
    構想段階では(けっこういい短編になるかも)と思っていたのですが、書き上げてみると意外と地味でした(笑)
    もう少し字数を増やして、10,000字くらいがこのシナリオにとって適切な分量だったのかもしれません。
    とはいえ公開してしまったものですから、「まあいいか!」と。

    でも古出さんに来ていただけたのであれば、本作に一つの意味はあったのかと思います。
    また、なにか思いついたらUPしますね! ありがとうございました!

  • 最終話への応援コメント

    あるあるある……! と叫びたくなったよ( ; ᴗ ; )
    中高時代の思い出したくない「あるある」だよ。さらりと、リアルに描かれていて、さすがだと思いました。

    「あの子と仲良くしない方がいいよ」あるある。
    「暗いから」「瞼が重いから」あったあった……。
    そんなふうに他者にランク付けしていた学生時代の風習を軽蔑しながらも、いまだに非社交的な自分にコンプレックスを持っていたり、ぱっちりした大きな瞳の美しい人を見て「いいなあ」と憧れたり「それに引き換え自分なんて」と悩んだりしているよ。
    人と比べて己を卑下しても大抵いい結果は生まれないと理解していても、つい比べてしまうよ。容姿も性格も、小説の能力も。

    それが自分のことだけならまだしも、大切な人に迷惑をかけているとなれば……冷静ではいられないくらい悩むかもしれないね。
    でもやるせないね。あきらさんは進くんの顔がどうのより、彼がそこまで深く自己否定していて苦しんでいたことを目の当たりにしてショックだったんじゃないかなあ……と想像していました。
    進くんは苦悩しただろうけど、それほど自分のことを思ってくれている大切な人がいるなんて、すごく恵まれてもいるね。それはきっと彼の人柄が得た宝だね。そんな彼が「持って」いるものが、いずれ彼を幸せにしてくれるんだね。

    まず「第1話」を拝読して、すごく読みやすく整った文章だと感じました。
    漢字とひらがなの配分、行空け、ぱっと見ただけでも読者によく配慮されていることと、文章を書きなれていることが伝わってきました。心地よくすいすいと読めました。
    この技の秘訣を盗みたくて、「第1話」をしばらく眺めていました|ω・)
    筆致はさわやかで、ふたりの間に漂う空気はほのぼのとしているのに、学校の集団生活の閉そく感も表現されているね。大の苦手だったあの独特の空気感。

    十代の頃に深い傷を持つ私に刺さりましたが(笑)、ハッピーエンドにすごく救われました。
    そうだよね。学生時代に暗かろうが顔がどうだろうが、大人になってからの幸せには関係ないしね。学校生活が辛くても、大人になってから大切なものを見つけて幸せになれる人だってたくさんいるしね。わたしもそうだしね(∩ˊᵕˋ∩)・*
    特に、学校で辛い思いをしている十代の方に読んで欲しい作品だと思います。

    作者からの返信

    とても丁寧な感想をくれてありがとう!
    いただいた感想はまさに要点をついていて、あきらは「進が自己否定をした」ことが悲しかったんだよね。それも自分のために。でもあきらは、「進が自己否定している」ことをなんとなく知っていた。ハッキリと聞いてはいないのだけど知っていた。だから「変じゃないよ」と積極的に言いたかったのだけど、それを言えば進が傷つくかもしれないと思いあえて話題を避けていた。ましてや「好きだよ」だなんて言えなかった。そして二人は当たり障りのない小説やアニメの会話をしていたね。それはのんびりとして心地の良いものであるとともに、進の自己否定とあきらの弱気を隠すものとしても機能していたんだ。
    進はどうすればよかったんだろう。かさねんの言うとおり、誰かと比べたりせず自分に自信をもってあきらに接すればよかったのかもしれない。では、あきらはどうすればよかったんだろう。進に、「その瞼好きだよ」って言ってあげたらよかったのかもしれない。だけど、オーヘンリーの「賢者の贈り物」と似たような構図があってね、二人はけして正解ではなかったけれど、お互いのことを想い合ったこと自体が尊かったのだと思う。バカだけど尊かった。それが、若い時代の「進とあきら」だったのだと思う。
    今回のコメントとレビューをいただいて嬉しかったことは、文章について誉めてもらえたこと。正直、自分が目指すゴールにはほど遠いのだけど、かさねんに文章を誉めてもらえたことが、本作を書いたことへのなによりの褒美だと感じているよ。どうもありがとう。これからも研究を続けて、目指す方向にどんどん進んでいきたいよ。また、次の短編でお会いしましょう。今回は丁寧な感想・レビューにとっても驚いたよ。いつもほんとうにありがとう!

  • 最終話への応援コメント

    うわああああ…!
    顔のことを言われたら気になるんだよね…。
    この年頃の子は特にそうなんだろうな…。

    どうなるかと思ったけど、2人が幸せそうに暮らしていてよかったよ!

    作者からの返信

    うれしい感想をくれて、どうもありがとう!
    顔の特徴って、自分が「こうでありたいな」と思ってもどうしようもない。お化粧で変えることはできるけど、それでも表われる特徴については動かしようもない。この年代の子供はそこを気にするだろうし、また、残酷だから他人の容姿にあれこれと指摘をしたりするよね。
    その中で、「自分が嫌だから」だけでなく、「自分と親しい人に迷惑がかかりそうだから」気にしている男子を書いてみたかったんだよ。最後はのんびりとした日常で締めるのも当初の計画どおり! あと、ムーミンは入れたかった!(笑)
    また次の短編でも遊びにきてね。このたびは一番に来てくれて、ほんとうにありがとう!