今年のバレンタイン。それでなくても気分が下火のコロナ禍中で、更に大きく人々を不安に陥れた地震。そんなタイムリーなバレンタインでの、佳奈の決断、小さな勇気。決して壮大な人間劇を繰り広げている訳ではなく、日常の中で少女が見て考えている事、バレンタインデーというイベントを通して。人間はこうやって、前に進めるんだなと希望を覚えました。とても心を温かくするお話です。世界がこんな祝福に満ちている事を願います。