オハナシノくに
ゆでそばのきりる
プロローグ
俺の名はサトル、石切り場で働くどこにでもいるような一人の男。
今年で30代に入るっていうのに所帯も持たないし友人もそれほどいない、思い当たるのは18の時にバカやってたような奴らだけ。まああいつらも立派にいい女を見つけて中には結婚してるような奴もいたから俺に比べれば数倍マシというわけだ。
さて、俺が今いるのは【トールラスト王国】の船着き場だ。
ここは空気がいい、国の中心に比べたらの話だけれどな。
この【トールラスト王国】っていうのはこの世界、通称【ランドロード】の中でも最大級の面積を誇っている交易所だ、だから人はいっぱい集まるし、物とかも大量に取引が行われてる。そういうことだからうちのところの石切り場も毎日仕事がなだれこんで来て大変だよ。
「おい、サトル!どこほっつき歩いてやがるんだ!もう仕事だぞ早く戻ってこいこのバカタレが!」
おっと工場長がお呼びだ。じゃあ最後にもう一つだけこの国のことを紹介しよう、この国には他の国では考えられない「掟」が存在するんだ、それが何かというとだな………
お話や童話を読んではいけない、そしてそれに関連する物、生物との交流を禁ずる
オハナシノくに ゆでそばのきりる @kiriru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。オハナシノくにの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます