好きな女子の落とし方
こうせつ
【実話】タイプじゃない彼にぞっこんに…
私は大学1年生。女子大に通っている。
こんなことは自分で言いたくはないが、高校の頃はかなりモテている方だった。
女子大を選んだのは、男子からのアプローチが鬱陶しかったからでもある。
ガードは固い方だし、実際これまでに何度もアプローチをはねのけてきた。
そんな私だが、唯一はねのける事ができなかった相手がいる。
彼がどうやって私の心を開いていったのか、何をして私をここまでぞっこんにさせたのかこれから伝授していこうと思う。
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某日
私「私のキャンパスって○○にあるんで、通学するだけでも1時間半くらいかかっちゃうんですよ〜。」
彼「あーそれだとかなり大変だよね。」
私「ちなみにどこの大学でしたっけ?」
彼「○○大だよ。」
私「え!めっちゃ頭いいじゃないですか!」
彼「いやいや、俺は内部進学だからね。受験勉強して入ってきた外部の子達は凄いけど、俺はそんなでもないよ。」
(言わなければ分からないことなのに、それを敢えて言えるって謙虚すぎないか?)
言う必要もない、一言。口にすれば自分の評価を下げてしまいかねない言葉を発する彼。
私がこれまで出会ってきた子のほとんどは誰かから褒められること、人から評価されることだけに必死だった。
少しでも自分をよく見せ周囲の賞賛を得て、自分の承認欲求を満たす。一時的な自惚れを堪能する。成長段階の「子ども」がよくやってしまうことだ。
自分に対する甘えと見栄。
彼にはそんなものが全くと言っていいほどなかった。
こうして私は精神的に人一倍成長している彼に興味を持つようになった。
(謙虚な人だな…もっと色々話してみたい。)
男性を前にするといつも身についていたはずのガードが、一種の好奇心により消失した。
Point①
謙虚さを見せて心のガードを外す
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