伏線(というか答え合わせというか)の嵐で鳥肌が…。
前話でのエルフルトの話で、カイルが重体のブレイリーを
「あの時あれほどまでに取り乱し、形振り構わず命を繋ぎとめようとした」
のは、もちろんブレイリー本人やレーゲンスベルグのこともあるんだろうけど、ロスマリンの伴侶になる人だって気づいていたからっていうのもあるんだろうな…。
ところでカイルが日記の謎解きに夢中でエルフルトの
「あの方がこの結婚をどれほどお喜びであろうか」
の記述をふーん、って感じで読み飛ばして(?)いるのが、読者心情的熱量が暴走しそう…。これ、あなたのことだよ!って。
作者からの返信
ありがとうございます。今回も嬉しく拝見しました。
カイルワーンがいつ「ロスマリン・バルカロールの名前の伏せられた夫」がブレイリーであることに気づいたのか、それに確信を持っていたのかは次作でも完全には明らかにはしないのですが、気づいた瞬間「ああ」とほっとしたことは間違いないんですよね。
歴史の断片に、エルフルトをはじめとしたみんなの「自分への思い」が残されていることに気づいたならいい、と作者は思っています。
エルフルト視点で語られるブレイリーの姿が新鮮です♪
久々のカイルとアイラシェールがこれから起こることを知っている読者にとってはせつないですね......。
作者からの返信
エルフルトの婿大好きぶりが、なかなか意外だったことと思います。
この後の悲しみを知るだけに辛いのですが、一瞬の幸せを描けたことは私にとって幸いでした。