「えええーー！　そ、そんなーー！」と、私も一緒に声をあげちゃいました。正しく救ってあげたと思っていたのに、上司さん、シビア！　神様も大変です。お疲れさまでした。

　良かった！　コオたちは勝てるのか、最後の最後までハラハラさせられました。でもこれこそが、コオが何度ピンチになってもあきらめずに前進した証拠ですよね。モンスターは、彼を生きづらくしていたいろいろなものの象徴みないなものだったのかもしれないな……なんて感じています。

　自分のいない世界にいって自分の存在する意味について考える機会を与えられるというのは、いいですね。現実にもしそんなことができたら、元気になれるきっかけをつかむ人や立ち直るための最初の一歩が見つかる人がいるかもしれない。コオを通してそんなことを考える時間を持てるところが、このお話の魅力のひとつなんだなと思いました。