2話 入学式 (下)
👄≪ 今から
さっきの教頭が吠えてやがる。
鉄警棒を右手に持つアタシは、近づいてくる金属バット持った女を見て、
「ブス、死ぬぞ」
「ブスじゃねえよ、番長の美鈴だよ…」
隙だらけだけど、先に相手がバットを振り上げたからな?
正当防衛成立…
ガシャン!!!
「いっっっでえええ!!!」
鉄警棒で、弁慶の泣き所だ…
腰を下ろし足を押さえた美鈴に、
ガシャン!!!
脳天にフルスイングを喰らわしてやった…
うつ伏せで倒れて、頭から血が流れる美鈴を見下ろして、
「あ? もう終わりか?」
アタシは机上のマイクに口を近づけ、
「今日から聖クリはアタシ「京極茜」が仕切る」
し~~~ん
ん? カメラが天井に見えたから、
ガンを飛ばし…
校長、見てるか?番長を殺したし、これでいいんだろ? 約束通り、アタシにタトウ彫る金を出せよ。
その直後…
ウ――――🚨 ウ――――🚨
パトカーの音?
ち…
誰だよ…?
すぐに、体育館に十数人のチャカを構えたサツが来て…
銃口をアタシに向けながらゾロゾロと近づいてきて、
数人に押さえつけられ、うつ伏せに倒される!
「待てって! 向こうが先にバットを振り上げて来た!! 正当防衛だって!!」
《うるさい!! おまえ殺人何人目だ!!》
《手錠を付けました》
《ガイシャ死んでいます》
《一応、救急車を呼べ》
アタシは周りを見ると…… すでに
5~6人のサツに囲まれながら、体育館の外へ連れていかれる。
パトカーに拉致られちまった。
ウーウー🚔🚔≪はなせオラ! 💻👀💦
体育館の外の、音源付きライブカメラの映像を校長室から見ていたクリスチーヌ校長は、オロナインをポンっと置き、
「京極がやばい、手を打たないと……😰」
スマホを手に取り、ピポパ。 📱👀💦
「あ? スイス銀行? 至急、送金して欲しいんですけどぅぅ😰」
ー体育館ー
教頭シャーロットは番長 鬼ヶ原美鈴の骸を見つめ…
👄≪京極茜… ワタシの
ニチャ~👄っと笑み…
👄≪まあよいでしょう… これで京極茜も消えました
すぐに若い警官が、
「教頭先生ですね? お怪我は?」
👄≪はい! ワタシは大丈夫です!
「いったい何があったんですか?」
教頭は、うっすら涙を浮かべて、
👄≪ワタシも驚いています… いったいどうしてこんな事が… あの金髪の生徒が急に鬼ヶ原さんを一方的に…信じられません…こっ…こわい…
若い警官の胸に胸を当てて、もたれる…
「あ、教頭先生、あ、あ、安心してください…」
教頭は若い警官の膨らんだ股間を見て、
ニチャ~👄
一年生、丸顔のそれぞれ違う髪の色の女子生徒3人は、
青髪⦿⦿{京極茜? けっこうやばくない?
白髪⦿⦿{入学式で人殺しで捕まるなんてな?
緑髪⦿⦿{でも三年の番長死んだならさ? 東京一のワル中学の北中で
すぐ近くで右手に握った木刀をプルプル震わせ、噛み締めた口から血を流し、目に涙を浮かべている女、後藤朝子(163センチ)
「うぜえ事言ってるブス三色団子ぉぉ」
青髪⦿⦿{あ? 三色団子?
白髪⦿⦿{ブスも言ったか? なめてる?
緑髪⦿⦿{おい?白装束の黒ビキニのバカ女? ソレ、ワタシらの事か? あ? 背中に全国制覇だあ? マジで笑えねえ方の寒さだな…
ガンを飛ばし合う、三色団子と後藤朝子、
「京極が1人ならぁぁ、アタイは3人だぁぁ!」
後藤朝子が木刀を振り上げ、始まった喧嘩。
すぐに警察が止めに入る。 =👮👮👮 =🍡✫👙= 👮👮👮=
荒れる入学式を、二階の観客席から見ていた三年生の女子生徒達。
学年平均身長174センチ。
その後方で3人の後ろ姿が……
聖クリ四天王👤{あちゃあ、聖クリ四天王の一人の番長死んだよ
聖クリ四天王👤{けっこう有名な一年も何人か入ったし学園は荒れますことよ
聖クリ四天王👤{ああ、だけど鬼ヶ原美鈴は我々四天王最弱……
その前方には、山盛りのパンとジュースの入ったトレーを持ち立つ、購買部の部長。
黒の三つ編み眼鏡。
横山直美(170センチ)
「京極茜……」
横山直美に、身長2mを越える鬼の様な顔をした三年の二人が、
《 ごらぁ!! ヨコタマ!! チェリーパン大を持って来いや!! 》
「はっはい!!」
👹👹 👓💦=
「チェリーパン大は1つ120000円です」
👹≪10個な? ほらよ
「あ、ありがとうございます」
👹👹はさっと封筒に入れた札束を渡した後で、チェリー(大)のシールの大きなパンを10個、ビニール袋に入れて去る。
四天王👤{
四天王👤{どっからドラッグを仕入れてるかは知らないですことよ
四天王👤{ヨコタマって、2年前の聖クリの開校式直後から鬼頭姉妹の専属パシリだったな
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