バレンタイン

hukuro-

今日は俗に言うバレンタインだ。

いつも塾で一緒にいる女子(Aちゃん)と、めずらしく一緒に帰ることになった。普段は、家が近いAちゃんは歩いて帰り、俺は車で帰ってしまう。

今日は、天気が良く俺も自転車で来れたので一緒に帰っている。


すると、Aちゃんが俺に「あそこ寄って行ってもいい?」と聞いてきた。Aちゃんが指さした先には薬局があった。別に、俺も暇だったので「ついていこうか?」と軽いノリで言った。

どっちでもいいよ、と言われた。外にいるのも暇だし、学校の友達と会ったら面倒なので

Aちゃんへついていくことになった。Aちゃんは迷うことなくお菓子コーナーへ進んでいった。おもむろに板チョコを手に取りレジへと向かった。

俺の頭の中は、?が浮かんでいた。その薬局から出たときに彼女は、俺の方へ振り返って

「私からはこれぐらいしかあげられないけど…」

照れくさそうに、俺にチョコを渡してきた。


きゃ//

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