異世界召喚を望んでいたのに、逆に魔王?が俺の元に来たんですが!?俺が行きたいんだっての!

@tsukimiusagi

プロローグ 玄龍寺へようこそ!

第1話 玄龍寺


ーー 玄龍寺 ーー


一般のお寺よりは広く、正門の塀の内側には梅や桃の木、見事な枝垂れ桜の木、四季折々の花が植えられ、池には玄武の石像と蓮が浮いており、一歩門を潜れば別世界へ誘われたような錯覚に陥るほどの美しい庭がある。


この美しい庭を少し歩くとーー



「野郎共!!今日はフォーメーションDだ!ぬかるなよ!」

「おおぉーーー!!」



……歩くと、とある専用セキュリティ?が居る《ある》。。。

ちなみに彼らは警備員ではなく……庭師だ。



このセキュリティ?を抜けると、目の前に本堂があり、屋根の主棟には飾り瓦の龍が下を見下ろしている。

本堂の右後ろに僧侶達の居住用建物、左後ろに修行場、裏に倉があり、この四方の廊下に囲まれた中庭は風水を取り入れた枯山水と、趣のある中庭となっている。



時間帯によって鐘と読経ーー



ポクポクボクボボクボボボボボボボボ


チーンヂィーンヂィィーンヂィィィンヂィィィン


「くぅおぉぉらあぁぁぁ!真面目に集中せんかいぃぃぃ!!」



……鐘と怒号が鳴り響く…。




……裏庭には紅葉の木があり、秋の紅葉で美しい裏庭へと変わる。……とあるトラップだらけだが……。




…………トラップを突破して裏庭の更に奥へと進むと、地蔵菩薩と檀家さんのお墓がある。この地蔵菩薩は実は……………。




……………………。




……この墓地にも枝垂れ桜と桃の花が植えられ、春には美しい墓地となる。




そんな美しい玄龍寺にも跡取り息子は居るのだが、早い時期にある病にかかり、中学で拗らせてしまって以来、未だに回復の兆しが見れないでいた。


そのせいか、今日も元・気・に・、瞑想に励んでいるのであった。




 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る