24 初任務

武器屋の少女との一悶着も終わり、

十分な睡眠を取ったコウとボウの2人。


そんな2人は今日から騎士団として、

秘密裏ではあるが、働くことになっている。


コウは自室の椅子に座り窓の外を眺め、

ボウは鏡の前で服装を確認している。


そんな時、



「2人とも、迎えに来たぞ」



廊下からガウスのそんな声が聞こえ、

2人はゆっくりと自室の扉を開けて、

廊下に出るのだった。











「おっ? 2人とも決まっているな」


「ありがとうございます」


「……まあな」



ガウスの言葉にボウとコウはそれぞれそう返した。



「さて、早速だが今日の任務に関して

説明するぞ? 大丈夫か?」


「あぁ、大丈夫だ」


「はいっ! 大丈夫です」



ガウスの質問にコウは静かに、

ボウは元気よくそう返した。


そして、その返事を聞いたガウスは

満足そうにうなずいた後、

真剣な顔をし、



「よし、では今日の任務だが……

大物討伐の援護だ」



そう静かに告げた。


ガウスのその言葉にコウとボウの2人は

気を引き締める。


その後、3人は宿屋のテーブルへ座り、

作戦の概要を聞くのだった。

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