時渡しの魔女は何を追い求めるのか
桐弦 京
用語集など
世界観・用語説明
・大陸について
形はほぼ真円。周辺にいくつかの島もあり。かつてあった統一国家の影響が大陸の至る所にみられる。
・国名の命名法について
地方名 + 特徴または地方の中で区別するための語
・地方名
統一国家の時のものが使用されている。
時計盤を思い出して、
12時から1時……カプリコルヌス
1時から2時……アクアリウス
2時から3時……ピスケス
3時から4時……アリエス
4時から5時……タウルス
5時から6時……ゲミニ
6時から7時……カンケル
7時から8時……レオ
8時から9時……ヴィルゴ
9時から10時……リブラ
10時から11時……スコルピウス
11時から12時……サギッタリウス
で、中央がオピウクスと呼ばれる。
・統一歴
統一国家エクリプチクが大陸統一した年を統一歴1年とした暦。
この国自体は統一前から存在しており、統一歴35年で崩壊した。原因は、統一した9代国王の死去による後継者争い。
その後、後継者争いは10年後にやってきた大飢饉の影響もあり休戦状態に。
一部の国家で正当な後継と名乗ることが後を絶たないが、統一歴100年時点で大多数の国家が後継についてはどうでもいいという認識。
理由として、元々9代国王のカリスマ性のようなもので一つにまとまっていただけで、それぞれの地方(もとは国)だけでやっていくことも可能なところや、後継を気にする余裕のないところが多いから。それに後継だからと言って、言うことを聞いてくれるわけもないから。
・崩壊歴
統一歴以前の暦。
・魔物
魔素溜まりから生まれるもの。種類として、猿や狼、竜、人型など様々いるが意思疎通できるものはいない。ただ、周囲の人間に襲い掛かるもの。活動ができなくなると消えて、魔力になる。また、一部の魔物の体内を調べた際に臓器や消化器官のようなものはなく、体についても肉で構成されているというより魔素の塊が肉っぽく見せているだけという結論が出ている。そのため、魔物に取り込まれたものはどこにいっているのかが議論されていたこともあるが、通説は魔素に変換して蓄えている、である。
・魔力
魔素と対なすもの。この世界で魔法を使うために必要とされるもの。魔物が消える際に放出されるほか、人間の体内にもある程度は存在している。
・魔法
魔力を対価にしてこの世界に何らかの現象を起こすもの。統一国家以前に存在した人物により人類にもたらされた。それ以前は使えるものと使えないものがいたとか。また使用後、少量の魔素が放出される。
・魔素
魔力と対なすもの。魔力の消費によって発生する。一か所に集まりやすく、魔素溜まりを形成しやすい。魔素と魔力は、その場において多い側が、少ない側の動きを阻害する性質がある。
・黒の森
大陸各地に点在する魔素溜まりのできやすい森林の総称。魔物が屯する場所なのもあり、好き好んでいくものは自殺志願者扱いされるとか。魔素溜まりの影響からか淀んだ空気と光が通りにくく薄暗い環境。
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