命の灯

きょお

伝承:物語の初め

 昔、混沌から光と闇が生まれ、光と闇は炎と風と水と大地を生んだ。

 意思を備えたその六柱は、三つの世界を生み出した。

 光と闇が魂の世界を、残る四柱が肉体の世界を作った。

 そしてその狭間に、六柱すべての力を籠めた世界を置き、肉と魂を結ぶものとした。

 誰知らず、魂の世界を「幽界」、肉体の世界を「人界」、狭間の世界を「精界」と呼ぶ。

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