凄腕エージェントが異世界に召喚されたのだが、場所が最悪すぎた!!
露露
第1話 異世界召喚
とある国の機密機関、そこではとある人物がミッションの達成報告をしていた。
「…以上がミッションの達成報告になります。」
と上官に報告している人物…そう、この人物こそこの物語の主人公"蕪山 龍也"、又の名をコードネーム"鮮血"と言う。
「あぁ、ご苦労であった。さすがと言ったところか、鮮血様は仕事が早い。どうだ?仕事終わりだ、酒でも飲むか?」
この偉そうなのはモブ上官である。特に説明はない。
「いえ、私は次の任務がありますので遠慮しておきます。それでは…」
と龍也は退室した。
「…仕事熱心だな、あいつは」。
…龍也が次の任務を始めてから15分後、
『…よし、あとはこれに繋げれば…出来た。後は帰還するだけだn…』
スカッ…
「は?」
突然目の前が真っ暗になった。その原因はたった1つ、突然出現した穴に落下してしまったのだ。穴に落下してすぐに龍也は意識を失った。
………………
『う、ここは何処だ…俺は確か穴に落下して…』
龍也が目を開けるとそこはなんと……ドラゴンの住む洞窟だった。
『いや待て、これはおかしいぞ。いやおかしい以前になんで目の前にドラゴンが居るんだ!?ま、まさか…これは異世界召喚と言うやつでは!!?』
そうこの男、蕪山龍也は異世界ものが大好物なのである。そして1度でいいから異世界に行きたいと心の底から思っていた時期があった程である。そう、この状況で龍也が取る行動はただ1つ…
『ステータス!オーープン!!』
そうこの言葉である。異世界と言ったらこれだろうと言わんばかりに心の中で叫んでいた。そしてそのステータスを見た龍也は驚愕した。理由はその能力にあった。
名前:蕪山 龍也 【Ryuya kabuyama】
性別:男
種族:古龍(元人間)
年齢:22歳(2200歳)
HP:632458
MP:507451
ユニークスキル
【創造】【操作】【神眼】【不老】【長命】
魔法
【火属性魔法】【土属性魔法】【闇属性魔法】【爆裂魔法】【召喚魔法】
【生活魔法】【音魔法】【錬金術】【鑑定】etc…
能力値
幸運値:A 力:A 脚力:S
魔力:SSS 視力:S 魔力操作:SS
加護
【創造神の加護】【守護神の加護】【龍神の加護】【魔神の加護】【破壊神の加護】
称号
【最後の生き残り】【超越者】【神に愛された者】【転移者】【種族の生き残り】
龍也は思った、
『あ、これチートや』
と。それもそのはずこの能力値は明らかにチート以外の何物でもないのだから。要するに龍也はこの世界で1番強いと言うことになる(神を除いて)。
「兎にも角にもこの状況をどうにかしなければ…取り敢えずこのドラゴンのステータスを鑑定してみるか…」
ドラゴンを鑑定した龍也は逃げることに決めた。その理由は、ドラゴンの種族を確認したところ"神"であったからだ。さすがの龍也も神には敵うわけないので全力疾走で逃げた。さあ、皆さんお気づきだろう。この男種族は"古龍"である。わざわざ走らずとも羽を広げて逃げれば早いものの、この男はそんな事にも気付かず全力疾走で逃げたのだ。
その後洞窟の出口を見つけ脱出したが、一難去ってまた一難と言うべきか洞窟の外に
は人族のパーティーが複数点在していた。普通なら助けてもらう為に近づくと思うがもう一度言おう。この男は"古龍"である。なので見た目は人その者であるが、まだ魔力の放出を調整出来ないので魔力がダダ漏れである。さあ、聡明な読者諸君ならこの先の展開が読めるだろう。そう、龍也への一斉攻撃である。
「な、なんだ!?なんで攻撃してくる!?」
わけも分からぬまま、遠距離による魔法の一斉斉射…しかしそんな攻撃が龍也の結界魔法の前で効くはずもなく、あっさりと無効化されてしまった。因みに使用していた結界魔法の名前は【第15位階結界魔法 絶対防御結界】である。余談だがこの世界の魔法のランクは15の段階に分けられている。1番弱い【第1位階】から1番強い【第15位階】まである。
「…ってあれ?全然効いてないな」
それもそのはず、その魔法は1番強い強いレベルなのだから。
「取り敢えず…逃げるか」
龍也はとっさにユニークスキルの【創造】を使って【転移魔法】を創造し使用した。そして転移先が分からぬままその場から消えた。
「な、なんだったんだ一体」
と、その場にいた人族全員が思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます