血を吐くマラソン
(2021年12月19日 第40回「栄一、海を越えて」視聴後)
とうとう日本が植民地主義に傾倒する時代に突入。
首相になった大隈重信の「もっと大きい国にせにゃあ! 他の国に喰われる!」という叫びに、野心の一言では片付けられない、根深い欧米コンプレックスが。
当時の先進国は植民地で国力を増強していましたので、明治政府にも其れらを見倣って植民地を得ようと主張するタイプの政治家が出てくる訳ですが、初期は大久保利通が押さえていました。
植民地争奪戦に手を出せば、結局は欧米との戦争三昧になると見越していた大久保利通でしたが、それでも台湾出兵にはしぶしぶ賛成してしまうので、相当に根深いです。
伊藤博文も、植民地を広げる事は、衝突の火種を拡げるデメリットが大きいと知っているので、内外の火消しに駆け回る後年でしたが、よりにもよって暗殺されて退場。
最高の緩衝材だったのに、暗殺するなんて。
当時はウィキペディアで伊藤博文を調べられないからなあ。
伊藤博文の死後は、一気に箍が外れて、日本政府は植民地主義がメインに。
渋沢栄一の苦言すら、聞きません。
しかもタイミングが悪い事に、第一次大戦では、大儲けしてしまうし。
この時の大儲けの味を忘れられずに、更にドツボにハマっていく…
悲しい…
今回は、これまでにいたしとうございます。
アテブレーべ、オブリガード。
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