第4話ケダモノの形態を見て第四世代を悟る

 分裂するケダモノといえばゲテモノのような気がする。

そういえば、このケダモノは飢餓感によって死を迎えたが、その寿命というものはおよそ、今の形質を保っておくのに必要なパワと呼べるのであり、そのパワが無くなった時に分裂する、だがそれを進化と呼べるのだろうか?

 無限に分裂するケダモノは無限に縮小していくケダモノである、つまりケダモノを生物として分裂不可能な点にまで分裂させたとき、それは世代を経て大型のケダモノを小型にして言った流れとなる、であるが、ケダモノを小型にすることで果たしてどのようにこの飢えという寿命に抗い、分裂限界に達するのかはまた謎ともいえる。

 ケダモノは第五世代に入る時、すこし手が加えられた、その手とはなんであったか?

「形あれ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る