仮面時間

羽造 泰

第1話 時間

ここは仮面町

小さい子供も安心して遊べる平和な町

特に変わったことが起きるわけでもなく

淡々と1日が過ぎていくのだ

あるひとつを除いては、、、


仮面町で暮らしている優しい少年

名前はトシキ

勉強も普通、運動も人並み

特にこれといった特徴はないどこにでもいる少年

「あ〜、学校疲れた。家に帰ったら新作のゲームでもやろっと。」トシキは母に買ってもらった新しいゲームを早くやりたくてうずうずしていた。家までまだ距離がある。

トシキは小走りで帰ることにした。


「ただいま〜って、誰もいないか。」

家に帰ったトシキは着替えることもせずゲームを始めた。


ゲームを始めて1時間が過ぎた時、

「ガシャッ!ガシャガシャガシャ!」大きな音を立てながら目の前が暗くなった。

「うわ〜、良いところだったのに〜。これいつ来るか本当にわからないんだよなぁ〜。」

そうこれがこの町の秘密、『仮面時間』である。

この町では1日の中で一定時間住民の顔に仮面が構築される。そのタイミングは誰にもわからない。


この仮面が後のトシキにどんな影響を及ぼすのか。

それはまたのお楽しみ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る