第9話 沖縄⑥

時雨達は、ガラス工房へと向かっていた。


終夜「今度は、どこに行くんだ時雨?」


時雨「てぃだ工房って言うガラス工房だよ。」


花音「さっきスマホで検索したら、めっちゃ綺麗なガラスの小物が並んでたよ!私作ってみたい!」


優菜「私も作ってみたいです!!」


乱舞「細かい作業は、苦手だなぁ。バーーーーってやって、ドカーーーーーーーーーンってなる方が得意だなぁ。」


五月雨「乱舞ちゃん、戦うんじゃないんだから。」


乱舞「五月雨ちゃんは得意なの?」


五月雨「こう見えても、スーパー最速たこ焼き焼きには、自信あるからね!」


綾杉「それ、俺も得意だよ?」


終夜「さすが兄妹!!そーいう所で似るんやね!」


五月雨「小学校から、綾杉と一緒にお手伝いしてたからね!」


終夜「二人とも偉いなぁ。小学校の頃なんて、鼻水たらしながら、サッカーしてたし(笑)。」


時雨「んじゃバス来たから、皆んな乗るぞー。」


こうして時雨達はガラス工房へと向かった。


終夜「バスから見る景色も、沖縄感あるなー!」


川田「鼻水風邪だっけ?あれは綺麗だ!」


眞白「ハイビスカスだよ!馬鹿野郎が!」


バスは、皆んなをつれて、工房へと走って行った。


----到着----


終夜「ついたーー!!」


川田「ついたーー!!」


終夜「また、川田君とかぶりかよ。最悪だ。」


川田「終夜君、元気がないぞ!抱きしめてあげようじゃないか!」


終夜「かんべんだわ。眞白ちゃん助けてくれー。」


眞白「全部、俺にフルな!」


アリス「小物作り楽しみー!わぁぁぁぁぁ!」


花音「アリスちゃん、暴れないの!」


アリス「うるさいぞ!ガラス工房じゃ、まな板作れないからね!」


花音「精一杯の力で殴るよ?眞白ちゃん手伝って!」


アリス「じぐれぐーん!敵が増えるよーー!!」


時雨「アリスちゃん、よしよし。良い子にしてようね!」


アリス「はい、隊長!」


従業員「おぉー!団体さん!旅行かい?ガラス工房へようこそ!皆んなで作っていきなさい!補助してあげるから!」


時雨「ありがとうございます!」


優菜「おじさん、一人二個作っても良いですか?」


従業員「なんか、訳ありかい?全然かまわんよ!」


優菜「実は、戦友を亡くしまして、その子のお墓に飾りたいんです。」


従業員「君は優しい子だね!デーモンスレイヤーさん達なのかな?」


時雨「いや、名前でわかると思いますが、雷門高校卒業生です!」


従業員「おぉー!あそこの子達か!是非とも、楽しんでいってくれ!」


時雨「ありがとうございます!」


川田「まずは、私から!空気を入れるくらい朝飯前だ!」

従業員「んじゃ、この筒に空気を吹き入れてー。ゆっくりで良いからね!」


フーーーーーーー。プゥ!


眞白「屁こくなカスが!」


川田「すまない。つい力んでしまった。大丈夫だ!健康的な食生活してるから、健康的な屁しか出ないよ!」


眞白「屁は屁だよ!クソ野郎が!さっさと飛行機乗って、墜落してこい!」


こうして、時雨達はガラス工房にて、ガラスの小物を作ったのであった。

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