第43話 モーニング・ノートを書いています 前編
こんにちは。白です。今回は「モーニング・ノート」をやってるよというお話です。
直接小説書きに関係はないのですが、最後のほうで何となく関係してきます。
YouTubeで岡田斗司夫さんの動画を観ていたときに、「モーニング・ページ」の動画がありました。
それは岡田さんの黙認のもとに製作された動画なので、著作権的にどうかと思ってリンクは控えさせてもらいます。気になる方はYouTubeで検索してみてください。たぶんすぐに出てきます。
動画は、ジュリア・キャメロンの『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』というワークショップ本のお話です。
これはアーティストになりたい人のためのワークショップとしてさまざまなワークが書いてある本です。この本は以前ネットに紹介されていて、二三ヶ月前に私はこの本を買っていたのですが、何となく積んでいました。
岡田さんは「モーニング・ページ」というワークの方法を紹介していました。
1 A4版のノートを用意する
2 毎朝、起きてすぐ3ページ書く
3 何でもかまわない。(排水)
4 絶対に、誰にも見せない
これがやり方です。
内容は何でもいいです。書くことがなければ「書くことがない」で3ページ埋めてもOKです。
この本の目的は脳の「排水」です。
人間には理性脳(たぶん左脳)と右脳っぽいアーティスト脳がある。
普段は理性脳ばかり働いていて、アーティスト脳がどこかへ行っているのですが、モーニング・ページを毎日続けると理性脳が疲れ果てて機能しなくなるのだそうです。
そうやって楽しさや想像力、ワクワクを担っているアーティスト脳を復活させようという、わりと力業なお話です。
このワークの肝は「A4のノート」に「手書き」することです。
岡田さん曰く、手書きで文章のスピードを落とすことによって、深い思考が行えるのだそうです。なので方法がアナログなんですね。
私は当時悩んでいることがあって、頭がごちゃごちゃしていたので、さっそくA4のノートを開いて三ページ書き始めました。
A4ノートは「広っ」「でかっ」って感じです。
ボールペンだと腕が痛くなります。エアリーな書き心地の万年筆を復活させて、二日目から万年筆で書きました。
内容は何でもいいので、脳内たれ流しです。
私は当時の悩みと愚痴をじくじくノートに書いていたのですが、三日目くらいから頭のなかに隙間ができたような気がしました。
しかしA4ノートを3ページ埋めるのは時間がかかります。一時間十分くらいです。なので私は毎日早起きするようになりました。
私は以前似たようなやり方を試して挫折したことがあります。エクスプレッシブ・ライティング(筆記開示)という方法です。
一日八分(公式では二十分)、ノートに毎日自分の思いを書き出します。内容は何でもかまいません。寝る前に書いて、ストレスを緩和するのが目的です。問題解決の手段が見つかるという効果もあります。
以前それをやっていたのですが、だいたい私がそれをやるのはストレスが溜まっているときでした。なので、書くとそのストレスが逆に強化されてしまうような気がしてやめてしまいました。
一時間十分かかるモーニング・ページ(私はモーニング・ノートと呼んでいます)が続いて、二十分のエクスプレッシブ・ライティングが続かなかった理由は、後者には内容の枠がなかったからです。
モーニング・ページは「A4ノート3ページ」という枠があるので、意地になってそれを埋めようとする。なので続くというメカニズムがあります。
長くなりそうなので分割します。後半もよろしくお付き合いください。
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