それは目立ちすぎだわ
まさかのエステルお姉様がディビッドに公衆の面前で(でも認識阻害術で見えなくさせてたらしいけど)コブラツイストをかけて気絶させる暴挙の末、近くに隠れてたジョナサンを呼び出して連れ帰るように指示してるけど...大丈夫よね...
「家になんとか連れ帰るから、先生は心配しないで下さい」
ってジョナサンが困った顔で元の大柄な姿になって気絶したディビッドを抱えるわ...
「心配しなくてもいいぞ、今回は気絶程度で済んでるから」
とマキシムさんが苦笑いで言うけども...うーん。
そしてそのままエステルお姉様達と一緒に滞在先ホテルに戻る事になったわ...
「じゃあ着替えてからディナーにいきましょうね!ここのホテルのレストランのディナー結構美味しいのよ~」
エステルお姉様がニコニコ手を引っ張ってくれる、きっとこんなにはしゃぐのって本当にこういう事をしてきた事がないのかもね。
で部屋に戻ってきたら、早速たくさん買ってきた服をあれこれ着せ替え人形みたいに着る事になって、ようやく決まった淡いピンク色のドレスとそれに合わせた靴を履いてディナーへ。
エステルお姉様もなかなか派手な真珠色に光るマーメイドドレス(ただすごい似合うのが不思議)にすごい高そうな真っ白な毛皮の襟巻きを付けてるし、マキシムさんもタキシード姿で三人でディナーを楽しむ事に。
それにしても非常に注目されてるわよねぇ...エステルお姉様...レストランにいるお客さん達が全員お姉様を見てるし...
「エステル様やはりその姿目立つのでは...何というか煽動的というか...」
まぁボディラインがはっきり分かるし...特に大きな胸のあたりは谷間が見えるし、背中も見える作りだし...
「でもいつもの姿よりはいいでしょ?あの格好であちこち出歩く方が何十倍も目立つもの~『あの』エステル様だとこの格好じゃ分からないでしょうしね!」
とマキシムさんが冷や汗流しながらお姉様に言うけどお姉様はそう返すわ。
まぁいつもの目立つ緑髪&白いローブよりは目立たない...のかしらね...うーん。
ちなみにディナーは確かに美味しかったけど、それ以上にエステルお姉様の絶世の美女感&ゴージャスな見た目が気になったのと、お姉様を貴族の殿方がいろいろ声をかけそうになるのをマキシムさんが目で殺しにかかっているのが気が気でなくてちゃんと楽しめなかったのよ...
何でこんなに姉弟そろって目立つのかしら???
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※エステル様、そこそこ世間知らずな所があるため、ウルムの情報(と言ってもゴージャス美女が探偵役のサスペンス小説)を元に変装時ゴージャスなセレブ系美女になるのがマイブームなだけですw
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