とても不味い状況なんだけど!!! その1
「ティナ?ティナ?」
むにゃ...誰か耳元で囁いてる...ってディビッドが横で寝てるわ!
「此処に忍びこんできたの!」
ベッドの上で身を起こす。
「だって軍の基地に連れて行かれたと思ったら、むさ苦しい連中と飲み会に付き合わされたんですよ...」
そう言って腰に両腕を回してお腹辺りに顔を埋める。
「ティナに癒して貰わないとやってられないですよ...」
「もう!呆れた...自分でその仕事志願して来たんでしょ?」
「だってティナと離れたく無いから」
腰に回された腕が更にぎゅっとされちゃう。
「全く...甘えん坊さんになっちゃって...」
ディビッドの頭を撫でる...柔らかい茶色の髪の大きな子供ね...
「もう一晩中は無理だからちょっとだけよ?」
そう言うとディビッドは腰に回していた両腕を解いて私を組み敷きそのままキスを...深い舌を絡ませるキスをし始めたわ...
そのまま抱きしめてエッチが始まっちゃうけど...最後回数も分からない程に二人で快楽に溺れて、最後結局二人とも服を脱いで裸になって何度も何度もエッチしてしまったの...
そう...毎日エッチが続き過ぎてきっと私も何処かおかしくなってたのね...
まさか朝になって非常に後悔する結果になるなんて...
───
目を覚ましたらもう朝...時計を見たら7時近い...
ううう...不味い...不味過ぎる。
二人でエッチし過ぎて寝落ちしてしまうなんて...
しかも朝だしそろそろアンナが起こしに来る時間じゃない...不味いわ。
「むにゃ...」
ディビッドは全く人の気も知らないで良い顔で寝てるわね...それにしても寝顔もカッコいいんだもの...なんだかずるいわ...
「流石に列車の時と違って不味いの...アンナが来ちゃうから早く起きて...ねぇ...起きて!」
「ティナ...もうちょっと...」
「もうちょっとって!もう7時になっちゃうわよ!」
何とか起こそうとするけど今日は全く起きる気配が無いわね、昨日思ったより疲れたのかしら...ってダメよ起きて貰わなきゃ!
「姫様朝ですよ」
ノック音と共にアンナの声が!
「アンナ!起きてるから、ちょっと待ってて!」
不味い不味い不味い!
「ねぇディビッド、起きて本当に不味いの!」
「んー...」
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