デートがおじゃんになっちゃったからね
「せっかくのデートがおじゃんになってしまいましたので充分にティナを堪能させて下さいね」
私のベッドの上でぎゅうっと後ろから抱きしめられる...今日は悪魔を倒していろいろ大変だったでしょうから多少の甘えは許してあげる予定ではあるの...あの後エステルお姉様にこっ酷く怒られてたし、あんなに怒られては流石に今日はエッチ無しだと思うし...うん...
「せめて近間で一緒に行ける場所探しましょ?元々スザンナと一緒に行こうと思ってた水族館のチケットあるの」
「水族館!良いですね、でも私が全部準備したかったなぁ...」
はぁ...とため息を吐いてはぎゅうぎゅうと抱きしめる。
「また今度ちゃんと日帰りで行ける場所でよ...流石にお泊まり無理だし...」
「リゾートホテルでいい部屋空いてたのに...はぁ...」
一体何処に連れて行く気だったのかしら...
「...それこそ新婚旅行に取っておいて欲しいわよ...今からそんな豪華な所はいいわ...」
「ん!結婚の事ちゃんと考えてくれているんですか?」
「...例えばの話よ...まだ私は貴方とは結婚しません!」
「でも考えてくれてただけでも嬉しい!」
更にぎゅうぎゅう抱きしめられる!
「ちょっと!流石に苦しい!」
むむ!何だかディビッドの手が胸のあたりを触り始めたわ!
「今日お姉様に怒られたでしょ?もう!」
振り向くと蕩けるような瞳で見つめられちゃう...うう。
「いいでしょ?今日は頑張ったんですよ...」
その蕩けるような目でおねだりされちゃうの弱いのよ...もう...
「...あんまりしつこくしないって約束してくれるなら...一回ならいいわよ...」
「ティナ!」
そのままベッドに押し倒され、チュッチュッとあちこちにキスされちゃうわ!
プチプチとボタンを外し、ブラウスを脱がされスカートも引き抜かれて下着も剥がされちゃう...うう...
「ティナ...愛してる...」
そう言われて唇にキスをされる...いつもの様に深い舌を絡めあうキスをしている内にディビッドの手は太腿をつたっていくわ...
分かっているのよ...でもあんな目でおねだりされると弱いの...私がディビッドにチョロい女だって絶対思われているのくらい...結局一回だけで済まなかった上途中抗議したら『抜いてないから一回ね』と言われるし...それ絶対計画的だもの...酷い...
でもこんな計画的で酷い男なのに誰よりも好きになっちゃったんだもの...私もどうかしてるのかも...ぐすん...
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