chapter1:Who is her fiancée
張り切ってお見合いしますわ!
パパの持ち帰ってきたお見合いの一件で1週間大騒ぎで大変だったわ
時間がないから市販品のドレスに手直しをお願いして用意したの!
薄いイエローのシフォンドレスを選んで、髪も編み込みをしてもらい少しだけ大人の雰囲気を出してもらったけど...ほら相手は25歳というからちょっと背伸びをしてみたのよね!
お見合い場所は王都でも有数の高級ホテルでだ。
マキシマム様はそこで滞在しているのでと言う話だからだ。
流石に高級ホテル...中は豪奢でまるでお城よねぇ...まぁ実際のお城の方が豪奢だけどね。
「はぁ...こんな高級ホテルで連泊できるなんて凄いわね」
「流石に国賓だからね」
パパもモーニングを身につけて髪もオールバックにしているも...どうにも幼く見える...なんのマジックを使ったのかしらと疑問が湧いて来るわ???
ただ物心ついた時からこの姿だったし...
でホテルスタッフに案内されてお見合い会場となる一室に招かれた。
そこには写真で見た好青年がにこやかに座っていた。
艶やかな黒髪は短くてきりりとした眉、サファイアブルーの瞳の精悍な顔立ちの男性で軍に在籍されているのか鍛えているような体格で背も高く、濃紺の軍服に白のトラウザースを身につけた方だ。
「初めまして、マキシマム レーヴァンティン エアヴァルドです、隣国エアヴァルドの王弟とは言ってますがしがない小国の王族です」
透る声...でも何処かで聞き覚えのあるようなないような...まぁ声似ているだけでしょう...
「初めまして、バレンティナ アルカンタルです」
そう言って綺麗なカーテシーをし、名前を名乗った
さぁお見合いスタートね!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます