39 今度こそ、月、上陸?着陸?


俺達が試作機を出していじくっているところにフレイヤが来た。

「なにこれ?ゴーレムじゃないわね!初めて見る?何?うごかしてみ?」


(家、近すぎだな?)

(こーまでうるさいとか、、)

(ぼっちの反動?)

(いや、おれそんなのなかったぞ?)


(まーいーじゃない、、かわいそーなのよ?)

疑問形?


「コレも太郎様の?」マルコ

「まー、言い出しっぺは太郎な。でもみんなで作ったなコレ、一号機は」次郎


「あ、じゃー、本式の1号機ならこれだけの人数でも乗れるから、太郎、おまえの機体だせよ」次郎

「えーココじゃ無理だろ」


てんで、以前作った裏山の奥の開いた場所に全員連れて転移。

「はー、広いねー、、こんな広くなきゃだめなんだ?」フレイヤ

「ホントは荒れ地のほうが広くて安全だけどねー、」

んじゃ、、と出してすぐに重力コントロールさせ、地面に沈まないようにする。


「ほえー」

上を見上げ、口開けっぱで阿呆みたいな顔になるフレイヤ


マルコ、、びっくりしているのか?なんか硬直しているようにも見えるが、、、


「中に入るぞー」転移

8人入っても余裕なのは亜空間だから、ではなく、コクピットまじ余裕在る。

「あれだな、8人分のシート、作るほうがかっこいいかな?」三郎

またこいつ、、

「んじゃ、始動!」

コクピットが亜空間になり、周囲が全てモニターになる。

巨大な自分が地面に立っているように。


「いくぞ!」俺

「まず上空遊覧飛行なー」

この国の上空、かなり高空だ。人が芥子粒ほどにもみえない。

「どうよ?きれい?」

姫と次期もこの高さは初めてなので、マルコとフレイヤの4人は言葉もない。

つか、怖いの?


「えっと、ダイジョブ?怖くない?怖いなら降りるけど、、」

4人はぶんぶん首を左右に振る。


「んじゃもちっと高く昇りまーす」

ぎゅーーーん!!


「ほら、水平線が丸くなっているでしょう?」

全周囲に曲線の水平線が、で、繋がっておおきな円に見える。


「もっと昇りまーす!!」

ぎゅーん!!

音速の数倍程度なのでそこそこ時間かけて上る。外が見えるから早すぎると酔うかも、という配慮。


「はーい、昼と夜に分かれているのがわかるよね?。で、夜の方の宇宙の方見てみー、月です。」

「あの、、月じゃないほうの、下のキレイなのは?僕達あそこから来たの?」次期

「あたりー、あそこが僕らの星です。地球、でいいのかな?」

「いーんじゃね?」

「まだ誰も決めてないだろ?」

「つーか見たものいないだろ、星として」

「いや、俺らが見てるじゃん?」

「だから俺らが決めていーんだお?」

「「「地球だ!」」」

「ちたま」

「「「却下」」」


「で、コレだけ魔力保持者が居るんで、今日は月に降り立ちます!」

「まぢ?」

「おう、行け!」

「チャレンジだ!」

「大丈夫だろう」四郎

四郎がそー言うのであればOKだろう!


「転移!!」

シュン!

「月の重力圏内に入りました!」

「結構強い重力、今から重力操作に入ります!」

ぐーーーーんと引っ張られてかなり落下速度あったのが、緩められた。


「高度1000,900,、700,、、500、、、400、、、350、、、300、、、目標視認、転移!」


ずん!

周囲が細かいホコリで覆われ、、、

「全く見えん。ホコリの操作、、あっちいけー」四郎

「おおおおお!!」×全員

周囲がモニター全域に現れる!


・・・・・・・・・・・・・

何もないね?

月だからな

誰か、なんかしたい?

跳ねてみろよ?

これで?

いや、いいや、またホコリだらけになるだけだろーし、、

んじゃ歩くか?


ごんごんごんごん、外には音はならないな内部に響くだけ。

「クレーターだ!降りようぜ?」

「なぜ?」

「「「「ロマン!!!」」」」

ひょーい、、

「重力操作、ゆっくりー、、、と」

ホコリを立てずに降り立った、、

「「「おー!!!」」」

流石兄弟たちだけはわかってくれる!


「なぁ、、太郎、、これ、外のもの、おまえのストレージに入れられる?」四郎

「お!資源採掘!」

「だ!」

ロボにでっかい岩を抱えさせ、、ストレージに入れー、、しゅーん!

「「「「「「「おおおおお!!!」」」」」」」

流石にマルコもこれには驚いている様子。

なにせウチの邸よりデカイ岩だからな。霞が関ビル抱えた感じ?

あ、

「地上で置くとこ、荒れ地しか無いけど」

「この際仕方がないわな」


「あと、なんかやりたいこと、あるひとー?」

・・・・・

「んじゃ帰るか?」

うん、と皆。


「じゃ、誰が帰りの転移やってみる?」

「俺、自分でやってみていい?」俺

「おまえ、まだ魔力大丈夫なの?」次郎

「ああ、多分イケそう」

「ダメだったら俺が補助するからな」次郎

「ああ、頼むな!」

兄弟多くてよかった!


「転移!」


ずうんんんんんー、、、

荒れ地の遺跡の近くに降りられた。

「「「「「「「「「ふー」」」」」」」」


「そのうち、宇宙服も作りたいな?」俺

「試作型に乗って大型に乗るって、できないかな?なんかあったら自動で瞬時試作型のコクピットに戻るようにして」次郎

「ああ、それがいいな」四郎


とりあえず


ストレージから月の岩を取り出しまーす!


ずっしぃいいいいいいいいいいいいいんんんんんんんん・・・・・


「・・・・外に、でないほうがいいんだよな?」俺

「ああ、まだ採取ブツの検査していないからな」四郎


「んじゃうちの裏山に、転移!」


シュン!

全員外に転移!

シュン!

ロボ、クリーン!で、ホコリを落とす。

ロボ、ストレージに回収!


「んじゃ邸に帰ろうか、、」

太郎疲れてるな?俺がやる、と次郎が全員を転移させてくれた。


「ただーまー」×8

「おかえりー、おそかったわね、おひ、、、なんか埃っぽいわね、、皆お風呂に入ってからお昼になさい」

「はーい」×8


昼飯食って昼寝した。フレイヤは姫と一緒に。

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