34 炎の転校生?おまえかよ


なぜ誰も気づかないの?気づかないフリなの?

もろこいつだろ?


ーー


「「「「おはようございます王女様王子様」」」」

クラスに入ると皆が姫と次期に挨拶する。

マルコは俺に擦り寄ってくる。まぁ、、悪い気はしない俺もその組んできた腕を払いもしないで、肘が、あああああふくよかな、、、、?、、腹の脂肪かよ!!!・・・・・同じ脂肪分なのに!!!なぜこの違い?!!!

まだ子供だからね♪


昨日の晩俺らは影武者ゴーレム達から記憶をコピーした。姫も次期も自分の部屋に飛んでそれぞれ自分の影から。

転校生に関する記憶はそう多くはなかった、というより不足杉?ちったー話しかけろやとか思ったが、目立つなという指令に反するのでやらなかったのかもしれないね!


「よう、ゴンザレスさん!」

三郎が転校生に話しかける。

フレイヤ・テリブル・ゴンザレス。これが転校生の仮名だ。凄い名前だし多分仮名だ。身分を隠しているというのだから、本名名乗るわけ無いよな?いくらここの学校の教師がアレだっていっても、まさか本名は名乗らせないだろ?


「あ、、思い出した、、テリブル・ゴンザレス、、、西の方のどっかにあった小国の王族だと思う。」姫

「あった?だと?」次郎くいつく、お約束を見つけるのは俺達の中では最も早いだろう!

でも本名かい、、、教師共、、、


「ええ、最近なんか民主化とかいう暴動で国が崩壊して、国を捨ててどこかに出たという話は聞いていたけど、、」

「その国、どうなったの?」

「ダメリー消滅後、大々的な内戦になってるという噂ね。もううばいあい?どーしょーもない国民よねー滅亡すりゃいいのに。世界の邪魔だと思うの。あんたら、やる?」

「「「「・・・・・・・・・・」」」」

「いや、別に俺達世界のための正義の味方じゃないし、、姫さえ守れば世界なんか滅亡してもいいし、、」次郎

「「「だなぁ」」」

「あら、そうお?そー、、ふーん、、まぁいいわ、、」


「ふん、燃やすくらいなら、、私だってできてたわよ」フレイヤがポツリと言う


あ、昨夜のはこいつだ!!俺はすぐにそう思ったね!


「あ、、??」

皆を振り返ると、特に気づいた気配なし、、、?

おいこらおまえら、、、


仕方がないので、フレイヤの耳元で

「爆裂魔法の練習は、昼間にしましょうね?」

「な!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・んのこと、かな?」フレイヤ

・・・・


あ!ふひひw、思いついた♪

「魔法ってのはな、人の顔と同じで千差万別、使った者の色が出るんだよ?知ってた?まぁ、おこちゃまには知らないことだろうけどねー、へっへっへ」

「・・くっ、、そのくらい知ってるわよ、あたしくらいになれば常識よ!」フレイヤ

ほう、今思いついたでまかせが、常識?すごいね?


「あんたたちの色だってわかるわ、あんたはドドメ色、あのあんたにそっくりの右から、青、銀色、菌色、姫は虹色、王子は黄色よ!」

え?ほんとに色なんかあるの?え?まじ?

自分のウソに騙される太郎!一体どうなるのか?!!!


「まぁ、いいや、、でも四郎に”菌色”てなんだよ?どーいう色なのか、説明してもらおうかな?」

「菌色も知らないの?お・こ・ち・ゃ・ま・ねぇwwっw」

クッ、、、、こやつっつ!!!

旗色悪い太郎!いったいどうなるのか!!!


「まぁ、その変(辺)のおかしなのはおかしな民族性として容認してみよう、、おまえの国、燃やしてさっぱりしたい?やってもいいけど?一人も残さないけど?」

「ふん、あんたらおこちゃまに出来るわけ無いでしょ!」

よほどおこちゃまが気に障ったようだなー、、こいつのウイークポイントかな?


「臨時我々会議ぃいいいー開催!!」

俺達はフレイヤを含めて会議室に行き、部屋にバリアをかけた。


「さて、どういうことなの?」姫

「うん、昨晩の爆音とできそこないのプチ花火を上げたこのフレイヤ様がね?お国の糞どもを根絶やしにしてほしいんだって」俺

「だからあなた達(おや?姫と次期がいるから表現が丁寧?ほう、少しは、、?ぷw)、何よその顔?あとでおぼえてなさいよ!あなた達には無理でしょ、と言ったのよ」フレイヤ


「私の軍なら、一部だけ使って一晩かからないわよ?」姫

「・・・・・・・・・・・・は?」フレイヤ

「・・だから、ダメリー、滅んだの知っている?」姫

「あ、ええ、まぁ、、」フレイヤ

「誰がやったか、知っている?」姫

「いや、それは世界でも話題になってるでしょ、不可思議な得体の知れないおかしな軍がやったって、、」フ

「もちっと言い方ってのがあるとおもうんだがなー世界の奴等」三郎


「まぁいいでしょ、僻みが大半だろうからそんなもんよ、どうせそういうのはクズどもなんだから。でさぁ、滅ぼしてから、フレイヤ、貴方方どうするの?また国を新たに作るの?」姫

「・・・いや、、もうウチの皆はこりごりだって。自分達だけでひっそり生きていけばいいって。ただ、今は国から常に刺客が放たれていて、、なんか、私達王族を滅ぼしたものが国を支配する資格があるとかいう話になっているらしくて、、」フ


「ゲームかよ、あたまおかしいんじゃないか?」次郎

「そういう国、国民性だから、ダメリーなんかに国を崩壊させられるんでしょーが。そうなるのが自然なのよそういった悪意を持ちやすいクズどもは」姫


「辛辣だが、言っていることはとても理に適っているし、この場合は”それだ!”としか思えないね」四郎

あ、、”菌四郎”、、ぷw 桜吹雪舞わそうか?

「おい太郎、何悪巧みしているのかな?」四郎

「え?なんでもないよ?なんのこと?知らないなぁ?」


「まぁいい、で、姫、すぐ動きますか?地図もあるし、作戦はこの場で立てて、今晩にでも配置できますよ?とってもとても小さな微生物くらいな小さな国なので、2千もあれば足りるでしょう」

あ、四郎、”菌”ってのが聞こえたんだな?ぷw怒ってるだよw


「そうね、、この子に指揮を取らせましょう。フレイヤ、あなたに軍を貸してあげる。あなたの祖国のクズどもを殲滅しなさい、あなたの家族に安全を確保するために。

今晩作戦を開始します。あなたはその指揮を取りなさい。なに、難しいことではないわ。私達が全てを用意する。あなたはその開始を指令するだけ。いいわね。」姫


「・・・・ほんとに?できるの?そんなこと、、」フ

「ダメリーにくらべりゃごみつぶほどでしかないデッカイ田舎町程度なんだからすぐよ」姫

あ、姫も怒ってたんだ、、、いいね、部下をけなされて怒ってくれる上司!!ステキ!!

「何よ、そのキラキラしたしんだ魚の眼、何も出ないわよ!」姫

・・・・・・そりゃそーだけど、、そりゃねーよね?


それから四郎が地図をストレージから出し、ゴーレムの配置を決めた。250を4箇所、合計1000体で間に合ってしまった。人口50万にも満たない小さな国、しかも山に囲まれ、逃げ道はわずかしかない。

各地通常ゴーレム兵200,飛行型50を進軍させる。


で、決まった後、計画は1時間も立たずに終わったのだがw、その後、

「フレイヤ、あなた、今何処に住んでいるの?」姫

うん、こいつには姫が話しかけるのが一番だ、俺らだとバカにされてしまいだからなw


「・・・・・街に、部屋借りて、、」

「どこよ」

「八百屋の二階」

どこの大四畳半?アパートじゃない分更に昭和初期?


「・・何人いるの?」

「・・・8人」

絶句×7  ギャグも言えねぇ、、


「太郎なにか、無い?」姫

「え?そんじゃ、家族は領地の邸に行ってもらって、フレイヤは学校があるんで、、いや、ゴーレム影作らしてそいつにうちのぷち邸(王都邸)から通わせりゃいいか、、皆安全のために領地の邸に送っちゃえばいいでしょ、ちょっとまってね、、」

と俺は父と母に念話でお願いした。快く承諾いただいた。


「あ、、変な人じゃないよね?」俺

「・・・・・失礼ね」フ

「間、と、キレがない、のは、どういった理由からなのか問い詰めたいが、この際どーでもいいだろう」四郎

まだ怒ってるよこの人w

一人だけやられた、ってのが気に障ってるんだな?

俺を睨む四郎

「いや、なんでもないっす!!」俺


「姫、両親に承諾もらったので、、」

「わかったわ、じゃこれからフレイヤと一緒に、、あ、私10人とかはできないわ、、」

「わかりました、俺が行ってきます、、マルコ、行く?」俺一人じゃこいつに敵わないかもしれないんで援軍。

え?!!!!×6

いつの間に?×6

いや、マルコは最初からいたけど、、と、俺とフレイヤ


「仕方ないわね、、太郎の連れ合いになるんだからいいでしょ、」

決定かよ、、まじこまるんですけど、、特にペットについて、、、

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