17 充力(充魔) ふぉおおおおお!!!!コイやぁああああ!!!


母にコーチしてゴーレム制作やらせてみた。

・・・・

・・・・

ちんまり、、、


「か、、かわいい、、、」母


体調30cmほどの女の子?母のミニチュア版? 術者の魔力が足りなかったな、、、


「これは私のよっつ!!!」

いや、取らないし、、、


「コノ子、何が出来るの?」

「訊いて見たら?」俺


「あなた、何ができるの?」

「・・えーと、私は、、やってみないとわからないけど、、魔力もそう多くないし、、」ゴ母

”G母”でもいーけど、、”G”って、何かとても危険な黒くって怖いアレを彷彿させるんで”ゴ”にしときます。


「そんなあなたにっ!!!」

と、俺がゴ母の頭に手を当てて、魔力を流し込む

「ほぉおおおおおおおおっつ!!!!」ゴ母

・・・

「うっしゃーい!!!おらぁあああああ!!!なんでもこいってんだぁああああ!!!ドラかあ?!!ドラゴンか嗚呼あ!!!!!こいやあああああああ!!」

ほう、、うちの母の冒険者時代ってもしかしたらこんなだったのかな?


「太郎、、何したの?もしかして、」

「うん、充力した」

「じゅうりょく?」

「魔力充填したの」

・・・・・まぁ、、あなた達だから、、、といいっつ、OTZになっている母

その横で、こーきたらこう!こーなったら、こうっつ!!!と厨二シャドーしているゴ母。


あ!

と何かに気づいたように顔を上げ、きりっとした母。立ち上がり、、

「私に充力して!はやくっつ!!」

怖いので即座に、背中に手を当てて充填!


「ふぉおおおおおおおおおおおおおおっつ!!!!!きたきたきたきたきたぁあああああああああああ!!!!!とっととドラゴンでも魔王軍でも来やがれやぁあああああ!!!おらおらおらおらおらああああああああ!!!!!!!」

・・・・・・

すっげー怖くなったんで、こそっと背中にまわって、ドレイン!

ぷっしゅーーーーーーー、、、、

・・

・・

「・・あら、、、なくなっちゃった?」母

・・

・・

「怖い母イヤ、、、」と俺が子供っぽく、、

・・

「わるかったわ、、ごめんね!」と俺を抱きしめてくれる。ああ、このかーちゃんでよかったなー、、、母が居る幸せな一瞬である。


「でも、何かあったら私は絶対に闘うから、あなた達を守るから、その時は思う存分に充力してね」と釘をさされる。

「ういっす、、」



ゴ母に魔法を使わせてみた。

ゴ母に家事をさせてみた。

ゴ母に「飛べ」って言ったら、できるわけねぇ!って殴られた。


「いいわ、、あなた達がゴーレム作れば普通の大きさに成るのよね?、じゃゴーレム達を副長の下に付ければ十分ね。というか、強いし警備も万全だし、眠らないし、食事しないし、何よりお給料いらないし!!」

・・・流石母です。


「いや、食べますお?」俺

「え、、何を?人の魂とか?」

「・・・いや、、僕らと同じものを食べたがるんです。」

「・・食べてどーすんの?エネルギーとかになるの?」

「うん、姫も同じこと訊いた。で、そのまま出てくる、だった」

「・・・・食べる意味、、あるの?」

「まぁ、、どうなの?ゴ母?」


「そうね、、主様(術者)の食べるモノを食べたい、って気持ちは強いわね。術者の側に居たいし、同じことしたいって気持ちが強いのよね。」

「だそーです」

「へぇ、、かわいいわねぇ、、」

抱き上げてふわふわの髪の毛を顔でもふもふする母

「あ、なに、やめ、だ、・・あふぅうう・・・」ゴ母



ゴ母を連れて領地の邸に転移した。


全てを父に話した母。

「そういうことなら、転移で頼む!楽でいいなぁ!あっはっはっはっは!!」

流石冒険者の父、話がわかる!!


で、その時俺が追加で話した。

「魔力量を上げるのは、魔力を使い切ることが大切です。可能な限り使い切ってまた満タンに貯めて、また使い切って、を繰り返すと、魔力量は増えていきます。」


「その話、ホントだったんだ、、、。少しやってみたことあるけど、なんか増えた気がしなくってやめちゃったよ。」父

「増えるまで続ける、ことが重要ですね。必ず増えます。」言い切る俺。

「でも、、人によって限界はあるんだろう?」父

「ええ、あるそうです。」

「でも、お前たちはその限界がかなり高い、もしくは、無い、とか?」父

「流石ですねー。僕らの女神様は、限界は無いとおっしゃっていました」

ほんとにいたのか女神様、、、とつぶやく父、母が父に寄って腕を掴む。少し怖くなったのかな?


「お前たち、女神様と話せるのか?」

「えー、、生まれる前にいろいろ。今は僕(太郎)がたまに啓示を受けるだけですかね」

「神殿以上だな?」

「ええ、総本山の御子でもできるかどうか?」


「お前たち、絶対言うなよ?誰にもだ!知られたら暗殺されるぞ?絶対に、確実に殺られるからな!!!」

まじに成る父と母。


「「「「はい。絶対に言わないです!!」」」」

あ、、

「でも、、もう、、姫様には、」

「あ、でも姫様も女神様信者になったじゃん、、、」

「だよな、セーフじゃね?」


「父上、実は僕達はあの王女様の騎士になります。そして王女軍を作ります。」四郎

父は、母の腕に抱かれているゴ母を見て、、

はぁ、、

「まぁ、、お前たち、、お前たちなら、、下手すりゃこの国、、どころか、、世界をどうにかしちまうほどの軍でもなんでも作るかもしれない。

だが、その軍が出来上がるまでは”無力”だからな?!!それまでは人畜無害のアホな子の振りしておけ!!!絶対だ、これは俺とお前たちとの約束だ、いいか?」

「「「「はい!約束します!!」」」」


黙って素のままでいればアホな子だからな。



その日から、大人たちは夜寝るのが早くなった。寝る前に皆魔力を使い切るためにいろいろやっていた。特にコックは菓子類を作るために魔力を使ってくれるのでありがたかったw


そして、翌日から大人たちは昼寝もするようになった。午前中に魔力を使い切り、昼寝、午後の仕事、寝る前に完全に使い切り、寝る。という生活になった。勿論父母も。


転移で行けることになったので、出発日を10日ほど遅らせ、ぎりぎりまで皆魔力量を増やすことをしていた。

出発前日、大人たち皆の魔力量を確認してみたら、コックが一番増えた割合が多かった。実務で好んで使い切った、のが、大きかったんじゃね?というのが俺ら皆の意見だ。

ちなみにコックは倍ほどになっていた。比較例とすれば、家庭内向けから工業用になった、くらいだろうか。

判定を聞いて「もっともっと豪華でうまいものつくれる!!」って意気込んでいたので、更に伸びるかも知れない。


父と母は、、2割程度?

コックの伸びを聞き、心構えをし直した様子だった。

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