今日も読書日和

つぐみ

第1話 1月に読んだ本

バタバタと忙しい年末が終わって、じっくり本が読めたうれしい1月でした。


そんな1月に読んだ本は全部で12冊


「推し、燃ゆ」宇佐見 りんさん

「傲慢と善良」

「ツナグ」

「ぼくのメジャースプーン」辻村深月さん

「ミッドナイトスワン」内田英治さん

「イノセント・デイズ」早見和真さん

「後宮の烏」白川紺子さん

「世にも奇妙な君物語」朝井リョウさん

「針と糸」小川糸さん

「Presents」角田光代さん

「ハリネズミの願い」トーン・テレヘンさん

「探偵ガリレオ」東野圭吾さん

です。


特に心に強く響いたのは

「ぼくのメジャースプーン」「ミッドナイトスワン」「イノセント・デイズ」です。


辻村深月さんは読むたびに、びっくりするくらいにその印象がどんどん塗り替えられていきます。


辻村さんの作品は今まで15作品読んでいますが、それでも読むたびに新しい世界に連れて行ってもらえ、そのどれもがその先で全く違う世界を見せてくれるんです。


中には手を引かれるように怖々入って行き、途中あまりに痛くて息が苦しくなる世界もあります。

それでも、毎回ご飯を食べるのも忘れてしまうくらい夢中で読んでしまいます。


本当にすごい作家さんだと思います。

(読書家の芦田愛菜ちゃんも著書「まなの本棚」の中で辻村さんの事を「こんなおもしろい小説を書ける人は神様に違いない」って言ってみえました。私も本当にそうだなと思います)


今回読んだ「ぼくのメジャースプーン」も寝食忘れるように夢中で読みました。


残酷なシーンもあって、途中息が苦しくなる場面もあったけど、私は今まで読んだ辻村さんの作品の中でこの作品が1番好きかもしれないです。

(まだ未読の作品もあるから変わるかもしれないけど)


この作品の登場人物のふみちゃんという女の子がとても好きなんです。


「子どもたちは夜と遊ぶ」のとある登場人物と繋がっているところも好きです。

あの物語の後もちゃんと元気でいてくれたんだって、すごく嬉しくなりました。

こうして時を超えて、別の物語の中で時間が流れていた年齢を重ねた登場人物に再び会えるなんて、こんな嬉しいことはありません。


辻村さんは「物語の持つ力を信じてる」と度々言ってみえます。

そんな辻村さんだからこそ、物語を、登場人物達をただ切り離された作品としてではなく、今も直接は知ることはできなくても、それでもちゃんと続いている世界に生きている存在として、私たちにこうして時々見せてくれるんだなと思います。

好きな人達に再び会えるって、やっぱりとてもうれしいですよね。

辻村さんに心からお礼の気持ちを伝えたいです。


いつか辻村さんのサイン会に直接赴き、緊張して上手く喋れないと思うから、手紙に思いの丈を書き綴りお渡ししたいと思う今日この頃です。

(本当は心に響いた作品みんなに触れたかったのに…一つの作品で長くなってしまった…)





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