【リレー小説】結末は誰も分からない……

神城零次

【1】訪問者

 ぼ~と天井を眺めベットで横になっていると足音が近づいてきた。


「まだ起きないのか被験体は?」

「とっくに麻酔は切れているはずなのですが……」

「ふん、寝たふりでもしてるんじゃないのか?」


 その言葉に心臓がドキリとする。今起きたばかりだがなぜ自分がこうなっているの理由が分からない。

 自分には切れるカードが一枚も無いのだ。

 ここは寝たふりをするのが得策だ。とにかく今は情報が欲しい。


「血圧、脈拍共に正常です」

 

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