台風と東雲日記 車中泊編①

9.20

今日はすごい台風で雨音と風がすごくすぐに寝付けそうにないので久しぶりに日記を記載するとしよう。日記とは言うがこれは筆者がこちらに不在であった空白の半年(ぐらい)にあった出来事であり、勿論あらすじに書いてあるとおりフィクションでは無い。


車中泊編①


筆者は貯金が苦手であり、あまり裕福では無い。この事が裏目に出ることはそう少なくない。

これはある日の夜更けのことである。

困った、まず現状を説明しよう。

まず1つ、車はガス欠寸前である。(燃料ゲージのEに既に針が乗っておりいつ止まってもおかしくはない。

そして2つ、手持ち金14円、銀行残高70円。

次に3つ、自宅まで40km、今は道の駅であり真隣にガソリンスタンドがある。

最後に4つ、明日の朝9時にはお金が入る。

事実上、詰みである。こうして筆者は車中泊をすることを決意したのであった。


時刻 深夜23:00


筆者は考える、寝床をどうしよう。私の車はセダン車である、体は大きい訳では無いが後部座席で横になろうにも折り曲げる必要がある。折り曲げるのは嫌だ、体が痛い。30分ほど考えることにする。


時刻 深夜23:30


とりあえずシートの足元に要らぬ荷物で詰まった仕事カバンを入れ、平坦にしてみる。思いのほか丁度いい…が、もう片方はどうしよう。筆者は寝相が悪い、もしも寝ぼけて落ちてしまったら骨折でもしないか不安で眠れなくなる。トランクを開けてみることにした。


トランク解放。


筆者はこたつ布団を見つけた!!!(春先であり冬の残り)


筆者はダンボール箱を見つけた!!!(こたつ布団が入っていたもの)


なんと…使えるものが入っているではないか。

ダンボール箱のサイズは…ちょうどハマる。

こたつ布団も丁度いい、少しうすいかも知れないが少しでも肌にシートベルトの挿入口が食い込むのを抑えられそうだ。


こうして筆者の寝床が完成したのであった。


しかし筆者はお腹が空いていた。このまま寝るのは少しきつい、手持ち金は14円。

道の駅の敷地内には緑と青の光がよく目立つコンビニが24時間営業しているのであった…。


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東雲日記 東雲 唯純 @I-sinonome

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