接客
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朝起きて筆者安心。
良かった。寝ている間に耳無し人間にはならずに済んだようだ。
今日は午前中は昨日行った方のお店に行ってきた。
いつも通り作業をしていると今日は店員さんが1人で営業しており忙しそうにしているように見えた。
そんな中、お支払いを呼ぶ金属製のベルと注文を頼む電子音のベルが鳴り響いた。見たところ1人らしい。どうするのだろうか。
「ただいまお伺い致しますので少々お待ちくださいませ。」
そう口にしながら注文を受けに走る。
2、3分ほど経ったあと再び金属製のベルの音が鳴り響く。店員さんはまだ注文を取っている。
「少々お待ちくださいませ!!」
必死に声を発する店員さんが見受けられる。こういう時、さぞ分身でもしたい気分だろう。
また2.3分後チーン!!チーン!!!とけたたましくベルが鳴り響く。高齢の男性が何回も鳴らしている。筆者少しイライラしていた。
「お待たせ致しました。」
見ていられなくなり私がレジに入り対応する。
お客さん唖然としていた。
少しの間があったがそのまま最後まで対応する事が出来た。良かった良かった。
レジから席に戻る際、別に店員さんに
「せめてお名前だけでも!!」
なんて事は当然言われなかったのですたすたと席に戻り作業を再開することにした。
そういえば明日は休みだ。掃除でもすることにしよう。
つい2週間ほど前に掃除したはずなのに既に50%ほど汚染されている。間違いない、他の誰かが住んでいるに違いない。誰かは分からない。
(筆者は一人暮らしである)
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