時止守の英雄伝

影神

旅路






時止守「あー、めんどくせー。




何もかもがめんどくせえ、、」






『時止守。』




彼は見た目はごくごく普通の青年である。




顔はまあ、良くもなく、悪くもない。




平凡な容姿である。






何事も平凡に越したことはないのだが、、






残念ながら彼は平凡とはかけ離れた場所に居た。






彼は不思議な力を持つ。




それ故に苦労が絶えない、






時止守「あー、めんどくせー。」






おじいさん「ほれ、何をしておる!




そんな所で油を売ってないで、




はよせんか!!」






時止守「じいさんもーやめろよ。




そんなことする為に『能力』あんじゃねんだからよ、、」






じいさん「何を言っておる!




時を止められる力など他に何に使うのだ!!




これしかないだろ!!






正に、男のロマン、、、




時間停止ものをいくら見たことか、、






お前は羨ましいのぉ、、




わしにもそんな力があればなあ、、」






時止守「はぁ、、」






じいさん。




この人は俺の親みてえなもんだ。




両親の顔は知らない。






じいちゃんは俺のじいちゃんではないが、




そう呼ばされている。






俺は気付いた時には『能力』を持っていた。




最初は気付く事はなかったのだが、




たまたま指パッチンをしたら、




そのまま3ヵ月ぐらい止まってた。






戻る方法が分からなくなって、




もー諦めかけた時、再度指パッチンをしたら戻った。






そんな事があって、何だかんだしていたら、




じいさんにバレて、それからは一緒に






『男の夢』






とやらを好き放題叶える旅が始まったのだ。






なんでこんな力があるのかはわからないが、




きっといつか、ちゃんと使う場所があるのだと、




心の片隅では思っている。






じいさん「守、




もう少しだけ、




進めて止めてくれ。」






守「はいよっ、




パチッ」






黒マントの男「ふふふ、




ようやく見付けたぞ。






時ノ村の生き残りが、、」




































































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時止守の英雄伝 影神 @kagegami

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