0章
プロローグ
「はぁ…はぁ…限界です…」
「はぁ?こんなんで限界とかふざけるなよ?」
「そうそう。どうしてミナルは…使えないわね」
「ほんの少し回復しただけ…しかも使えるのはただの
私に対して文句を言っている…もうやだ、このパーティ…。私、使えないのか…
ミナルはもう疲れ切っていた。
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「なぁちょっといいか?」
ダンジョンから戻ってきてリーダーのキルトが話してきた。「こんなんで限界とかふざけるなよ?」と言ってきた奴だ。
「な、なんでしょう?」
「もうお前、このパーティにいらない」
「それは…なんでですか?」
そう言うと、少し怒った口調で言ってきた。
「お前が1番分かってるだろ?役立たずなんだよ。いくら
そう言われてズキンと心が痛んだ。
ミナルはAランクパーティの『竜の吐息』に入っている。そのパーティは結成してから6ヶ月でAランクパーティになった期待の新星である。
ミナルは最初から組んでいたものの段々と実力が離れていった。
「もう田舎でも帰って農家でもすれば?」
少し笑った口調で話しかけてきた。名前はセリ。キルトとは恋人である。「使えないわね…」などと言ってきた奴である。
「これ言っちゃうとあれだけど…私の魔法で回復する事出来るの。だからもう役立たずなの」
私は…今まで何してきたんだろうなぁ…そう思うと涙が出そうになったがなんとか堪えた。
「少しやっただけで限界を迎える雑魚
今度はネストがダメ出ししてきた。ネストは弓の使い手で百発百中である。
「うっ…」
ミナルの心は既にボロボロになっていた。
「というわけで次のクエストでお前は追放だ」
「はい…」
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そうこうしているうちに次の日となりダンジョンに潜った。ミナルがこのパーティで最後のクエストとなる日。そして最強になる一歩でもあった。
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読んでくれてありがとうございます。
応援よろしくお願いします。
主人公の強さは普通の冒険者が中だとすると、中の下、または下の上です。
これから強くなるはずです。
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