応援コメント

22話」への応援コメント

  • こんにちは。自主企画よりやって参りました!さっそく感想などを……。

    全文の隅々に至るまでこれぞ小説!という重厚な表現が続き、圧倒されました。どの言い回しも力強く印象深いですが、03話の「深海の奥底よりなお暗く〜」の一文には思わず肌が粟立ちました。教室の生徒たちと同じく、ああもう終わりだ……という重苦しい心情へ叩き落とされました。
    しかし絶望感の中に揺蕩うのは、昧弥様の絶対王者な風格。これがまた不思議な美しさと艶を放っており、惹きつけられてしまいます。

    可哀想に、このまま蹂躙の一手なのかなと読み進めていきますと、意外なほどに人間らしい道祖さんとの邂逅が。どう見てもただの学生枠に収まらない昧弥様を、どう抑えていくかという攻防戦、大変読み応えがあって大好きな一幕となりました。ダニアさんがすぐさま手を出すのではとヒヤヒヤしました笑

    どこまでも横暴で孤高の昧弥様も魅力的ですが、非力な一般民としてはぜひ道祖先生に頑張っていただきたいとも思ってしまえて。むしろもっと他に、誰か、誰か……!と強力な対抗馬の出現を願わずにはいられないほどに主人公の進撃が圧倒的です。流行の「無双」などという言葉にはもはや収まりきれない、界昧弥という「世界」そのものといいますか。実に鮮烈です……!

    結紀君との戦闘においてはついに「人工精霊」の姿も登場し、さらに物語の謎が深まりと読む手が止まりませんでした。どの「業」も血塗られた感じの暗さがあって良いですね(その発現過程を思うと笑えませんが……)。道祖さんですら人格の奥には獣のような感情を秘めていると知り、とにかく油断すればこちらの喉元をかき切られてしまいそうな緊迫感……クセになります!

    私の語彙では多くの魅力を語り尽くせませんが、気軽なweb小説とは遥かに縁遠く、そして途方もない闇と力を孕んだ『異作』だと確信いたしました。あえて下作としての言葉で表すなら「ヤバいくらいにキレてるcoolな作品」です。あ、ダニアさんに殺られる未来が見えました……!

    改めまして、素敵な自主企画ありがとうございました!これからも昧弥様の覇道、そっと応援しに参りますね!

    作者からの返信

    >>文遠ぶん 様

    こんばんは、黒一黒と申します。

    この度は私の自主企画に参加いただいただけでなく、
    私の作品を読んでいただき、そのうえコメントまでいただけて、
    望外の喜びです。

    さらには、このような若輩の作品に過分な評価をいただき、
    現在嬉しさのあまり震えております。

    本作は昨今のライトノベル界隈ではやりの
    所謂「無双もの」とは違う方向性を目指して書いているので、
    その部分を読み取っていただけてホッとしています。

    ダークでシリアスな物語を召しているので、
    その雰囲気を損なわないよう書いております。

    また、昧弥の強さの秘密や、人工精霊《タルパ》の謎、
    島と学園を覆う大きな思惑、など
    読み進めるごとに明かされるように書いていきたいと思っています。

    改めてとても丁寧な感想・コメントを
    ありがとうございました!

    私も時間ができ次第、文遠ぶん 様の作品を
    引き続き拝読させていただきます。

    最後に、
    拙作ではありますが、これからも書いてまいりますので、
    引き続きお読みいただけたら幸いです

    それでは、失礼致します。