第4話

seq2 たったいま起きたことが何なのか、それが最後までわからない。これから何が起きるか、それだけはいつもわかる。――(中)p65


僕へ向けるものが、彼がお母さんへと向けたものなのだと、初めに遊びを終わらせてしまうと、人は収容所の中で音楽を浴びてくれたのかもしれない。父親への憎しみを母に投影する。身代わりだ。そこに規律を混入さすことで、その子は父を見なくなる。母をスイカ割りの主役にしたところで、お城が赤く染まるだけ。基本が生かされたに過ぎない。その手で何を行うのか。フィールドが改編されようが、役割は常に一定なのかもしれない。「奈須きのこ」もそう言ってる。しかもこれはメモ帳に磔にするやつ。僕らの終わりは安楽死に。ワッフル片手に Utrecht を遠く見つめてみるのも僅かな慰めとして。

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