徒を拾うて楽しき球乗り
新雪を踏みしめて斜面を登る。そして。
木漏れ日で斑に光る下生えを掻き分けながら柔らかな腐葉土を、
濡れた様に濃厚な黒灰色と白線のコントラストも眩しい舗装路を、
彼方の砂塵嵐を脇目に赤銅色の砂漠を、
まろい硝子質の粒同士の触れ合う快い音の立つ中の海岸を、
土埃のもうもうと立つ踏み固められた小径を、
流れる清水に靡く水草を見下ろし跳ね橋を、
踏破し花咲く丘を越え、懐かしい青さの屋根が見えた。
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