新米診察室

はなにん(1頁読みきりだけ)

題 新米

これはちょこっと本当にあった事実です!

(注意 一部フィクション、つまりたくさん盛り?)


とある病院でのこと。

〇〇科の診察室がズラっと並ぶ大病院。

それぞれの入口にはまるで学校のように通路にはみ出す向きに目立った案内札がついていて、

それぞれの札には医師名がぶら下がるように貼り付けてある。


そこにひときわ大きい札があり、何とも驚いた!


『新米診察室』!!


いや、まさか!

新米の医師には申し訳ないけど当たりたく無いな〜

診られる方はハズレだよね〜

と同伴の者とつぶやいたら、なんとその診察室に呼ばれてしまった!





診察室はやや広く、机も立派!医師は髭をたくわえ、補助的な医師が2人ついている!


滑らかな診察。とても新米とは思えませんでした。


机には医師の名札が社長のように置いてあり、何と教授!?

唖然。



少しパニックになったまま診察を終えて、改めて入口の札を裏から見ると、

『新来診察室』!!


ちょっとした貼り付け方のあんばいで表からは上側数cmが少し見えなくなっていたんだ!


反省 人というものは、瞬間の事は一部分欠けていたとしても経験で補正し飲み込んでしまうものである。

早合点に気をつけます!

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