第五章 過ごしやすい環境を作る。
前書き
第五章からのスタートの為の紹介と備忘録
※このエピソードは第五章から読み始めたい人と、作者自身の為の備忘録です。
キャラの名前とか、作者自身も間違えたり忘れたりするから。未だに主人公の名前間違えるってどうよ。
第五章に全ての人が出て来るとは限りません。登場させた人間の備忘録も兼ねてます。
あと、読むリズムが崩れるので、知ってる人は読み飛ばし推奨。
【世界観】
乙女ゲームの世界ですが魔法は存在しません。
文明設定は実世界で言うところの、19世紀末前後です。前後10~20年ぐらいは範囲に入ってます。厳密ではありません。車もあります。銃もあります。でも、剣も馬もまだ現役です。文明が手作業から機械工業化しはじめた頃、といった感じ。
【第一章あらすじ】
主人公・セレーネは、再婚と同時にここが乙女ゲームの世界であり、再婚相手の連れ子・アティが乙女ゲームの悪役令嬢であると気づく。
主人公はアティを悪役令嬢ではなく普通の美少女にするべく奮闘する。
アティが悪役令嬢になるきっかけとなる事件を事前に阻止する事に成功。
そうしているウチに、主人公の周りの対応にも少しずつ変化があり、アティの身の回りが改善し始めてきた事を実感し始めた。
【第二章あらすじ】
将来の悪役令嬢・アティが、悪役令嬢にならないように家庭環境を改善する為に奮闘していた、主人公セレーネ。
夫との関係も改善したかと思いきや、そこに現れたのは、
なんとか追い返したが、それによりまた若干夫との関係に亀裂が入る。
そんな中、元夫の領地に旅行として招待されるアティたち。
その旅行でアティが攫われる惨事が起きる。元夫の兄・獅子伯の協力もありつつ、セレーネが暴れ倒した事で無事助け出す事ができた。
アティ誘拐事件は、元夫と姑ととある貴族が引き起こした事件だと発覚。
セレーネは夫を味方につけて姑を撃退する事に成功したのだった。
【第三章あらすじ】
色々な事が順調に回り始めたと思い始めていた主人公セレーネ。
そんな時に現れたのは、夫と家庭教師の幼馴染・ダニエラだった。
彼女を連れて現れたのは、老獪な元子爵。
そのあまりに失礼な言動にブチ切れるセレーネ。
するとそこから、元老子爵の策略によりカラマンリス侯爵家に不利益が生じるようになってきた。
しかも、ダニエラは本来の乙女ゲームの主人公の母だった。
このままではアティにも悪い影響が出そうと危惧したセレーネは、子守のマギーと協力してダニエラと老元子爵の裏の顔を暴いて撃退するのだった。
【第四章あらすじ】
アンドレウ公爵の避暑地別荘に招待された主人公セレーネたち。
そこで子供たちと思う存分キャッキャウフフしていた。
ある日川で溺れていたニコラという女の子を助けたら。実は男の子だったという事が判明。
主人公の心をかき乱す獅子伯の登場もあり、セレーネは色々な事に振り回されつつ。でも獅子伯と夫の視線があって自由に身動きできずモンモンとしていた。
その時、ニコラの母が暴力を受けた姿で保護される。
色々危惧していたところ、町に戻ったニコラを助け出そうと子供たちが勝手に屋敷を抜けだした。
それをアンドレウ夫人の協力を得て、連れ戻しに行くセレーネ。
子供たちを回収してついでに、ニコラを暴力父・洗脳母から救出し、自分の手元に置く事としたのだった。
【キャラ情報】
※主要人物※
セレーネ
主人公。貧乏子沢山のベッサリオン伯爵家長女。バツイチ。
今は結婚して悪役令嬢の継母。馬と温泉と娘をこよなく愛する。
昔熊に襲われた為、身体中に傷がある。
また「北方の暴れ馬」という異名を持ち、再婚前に男装して「セルギオス」という名前で剣術大会荒らしをしてたりする肉体派。
アティを普通の美少女にするべく奮闘中。
アティ
本名: アティ・エウラリア・カラマンリス
乙女ゲームでは悪役令嬢。今はまだただの可愛い幼女で侯爵令嬢。
それとともに、実は気が強いという部分を発揮してきている。
母が男装して大立ち回りしている事は知らないが、「セルギオス」という影から自分を守ってくれている人がいる事は知っている。
最近はニコラの手芸能力に心酔中。
ツァニス侯爵
本名: ツァニス・テオ・カラマンリス
侯爵。アティの父で主人公の夫。
あまり口数は多くなく、不要な事も必要な事も言わないタイプ。黒髪でアティと同じ
主人公が男装して剣術大会を荒らした時の「セルギオス」のファン。
主人公がその「セルギオス」である事は知らない。
妻に恋しちゃって、それを面と向かって直接言っちゃう。彼の行動はゼロか百。
サミュエル
カラマンリス侯爵家元執事で、現アティの家庭教師。男性。
主人公の男装姿を、世間には秘密にされた主人公のもう一人の兄だと思ってる。(主人公に嘘吹き込まれて信じた
色々あって、ちょっと女性不信気味だけど、何やら新しい目標を見つけたっぽい。
マギー
アティの子守の一人。子守頭の女性。
元、いいとこのお嬢様で子供が産めない事で離婚歴あり。我慢強くちょっと辛辣。アティが何より大切だったが故、乙女ゲームではアティを共依存に陥らせた悪役だった。
主人公の男装を知ってる。
親しくなると毒舌が輝くタイプだが、デレは殆どない。実はワイン好き。水みたいに飲む酒豪。
アティの事以外、結構本気でどうでもいいと思っているフシあり。
エリック
本名: エリック・スタティス・アンドレウ
乙女ゲームの攻略対象。公爵嫡男。四歳。
乙女ゲームでは正義感が強く短絡的な金髪碧眼の典型的王子キャラ。
主人公が咄嗟についた『アティを守るドラゴン騎士団』という嘘を信じて、日々修行に邁進中。主人公の事を男性だと思っていて『だんちょう』と呼ぶ。
まだ純粋無垢で、良くも悪くも
最近『強さとは』と考えているっぽい。
イリアス
本名: イリアス・ライサンダー・テオドラキス
乙女ゲームの攻略対象。宰相をしている侯爵家嫡男。十一歳。
乙女ゲームでは虚弱なヤンデレ。主人公の男装を知っている。
恐ろしく頭が良く、平気で嘘もつける演技派。
現在、エリックの世話係。健康な弟が親に溺愛されている為、廃嫡寸前。
将来の夢は、十八歳になったその日に主人公と結婚する事。その為の
ゼノ
本名:ゼノ・スピロス・メルクーリ
乙女ゲームの攻略対象。主人公の元夫の息子で辺境伯の養子になった。八歳。弟がいる。褐色の髪に翡翠色の瞳。
乙女ゲームではおおらか系騎士。現在はまだ、年齢の割に小柄でひ弱な少年。
カラマンリス邸に下宿して、主人公から剣技を教わりつつ修行中。
不器用で何をするのも人から遅れるタイプだが、その代わりに努力の天才。
実は手先が器用で、少しずつ自分が出せるようになってきてる。
主人公の男装の事は知らないが、「セルギオス」という主人公の兄がいる事は知ってる。(本当のセルギオスが死んでる事は知らない
ニコラ
本名:ニコラオス・パパス
乙女ゲームの中では女の子のサポートキャラと見せかけた、隠れ攻略対象で男の娘。十歳。
実は解離性同一障害(多重人格)で、ガラの悪いテセウスという人格と、女の子としてのニコラという人格がいる。(※ニコラオスとニコラの人格の境界はまだ曖昧
父親から身体的虐待、母親から精神的虐待を受けていたため、精神が不安定。
でもファッションセンス抜群で、アンドレウ夫人のお気に入り。
今はカラマンリス邸に引き取られ、使用人教育を受けている。
主人公の男装の事はテセウスは知ってる。
レアンドロス伯爵
本名:レアンドロス・キュロス・メルクーリ
別名、獅子伯。愛称はレオ。主人公の元夫の兄で北西辺境伯。鬼強。普段は国境付近に駐在中。
主人公の男装を見破った人。ゼノの養父。褐色の髪に翡翠色の瞳。
女性を軍に登用しようとしたりするぐらい、意外と進歩的な考え方をする。
子供好きだが、妻を出産で子供諸共失っている為、結婚する意志がない。
でも、なんか最近、ちょっと思うところが出て来たみたい??
セルギオス
本名:セルギオス・キリル・ベッサリオン
主人公の亡くなった双子の兄。虚弱の為病死。
今は主人公が男装している時に使う偽名。
主人公はこの名前で剣術大会荒らしを行っていた為、とある界隈では『突然消えた凄腕剣術士』として有名。
※ザ・脇役※
アンドレウ夫人
エリックの母で侯爵夫人。ファッションや絵画に目がなく、パトロネスとして色々なところの促進活動に躍起。実は政治的駆け引きも上手。
都会っ子で田舎は苦手。最初、田舎クサイ主人公を微妙な目で見ていたけど、主人公の気質を気に入り色々協力してくれるようになる。主人公の男装も知ってる。
ニコラをそのうちスタイリストやファッションデザイナーにしたいと目論んでる。
クロエ
主人公の侍女。主人公の男装を知ってる。
アティの護衛
年若い男爵家三男。名前はない。
ゼノの護衛
壮年の男性。怪我をして現役引退した元軍人。名前はない。
ダニエラ
本名:ダニエラ・サマセット
今は
乙女ゲームの主人公
ダニエラの娘。三歳。子爵の隠し子ではあるが、父親が誰なのかは実はハッキリしてない。三歳になるまで子爵の別荘で匿われて生活していたので、普通の生活を知らなかったが、母が町に戻ったので普通の女の子として今は生活している。
大奥様
夫・ツァニスの母。カラマンリス邸に出禁をくらって謹慎中。
レヴァン
本名:レヴァン・ソフォクリス・メルクーリ
主人公の元夫で獅子伯の弟、ゼノの実父。
主人公と別れた後速攻で再婚してるクセに、主人公がまだ自分を愛してると思ってる系のダメ男。
厩務員さん
カラマンリス邸の厩務員の老人。主人公の男装を知ってる。
主人公の妹たち&弟
裸馬に乗れたり、猿・狼・猪に例えられる程の色々野性味あふれた伯爵令嬢たちと、そんな中で健やかに育つ末の弟。兄弟仲はとても良い。
主人公が何かを回想する時に登場。妹が何人いるのかはまだ未公開。
主人公の他の家族
ベッサリオン伯爵家。主人公の父、母、祖父が健在。
古くて由緒正しいが何せ貧乏。なのに伯爵家大家族。大丈夫か。
貧乏な理由は、領地が北方で狭く険しい山岳森林地帯であり、平地が少なく農作物があまり育たない為。メルクーリ領(国境と接している領地)の隣。
随分昔に権力争いからはじき出された為、政治に巻き込まれる事が殆どなく、慎ましく平和に暮らしている。(っていうか、領民食わしていくだけで精一杯)
ベッサリオン領はあまり外部との接点がない為か、独自の文化を残している。
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