怖い話㉗
564219
夢の中で…
これはつい昨日起こった出来事だ。
気が付いたらある家に立っていた。電気はついておらず誰もいない。本当に静かで、歩くたびに床がギシギシとなっていた。しかし、一度も上がったことのない家なのでとりあえず外に出ようと玄関を探した。玄関は案外簡単に見つかり扉に手をかけた瞬間…
「出ていくな。出ていけばお前の大事な人が死ぬ。」
耳元で誰かが私に向かって話始めた。先ほどまで、周りに誰もいなかったため、急に聞こえてきた声に驚きながらゆっくりと振り返った。しかし、誰もいない。私は気のせいかと思い、もう一度扉を開けようとした。すると、
「出ていくな。出ていけばお前の大事な人が死ぬ。」
また、同じ声が聞こえた。私は怖くて仕方がなかったが、大事な人が死ぬという言葉の意味を気になったので、玄関の近くの椅子に腰を下ろした。すると急に強烈な睡魔に襲われて、眠ってしまった。
気が付くと、自分のベッドの上で私は夢を見ていたのだなと思った。すると、そこに電話がかかってきて、
「おばあちゃんが意識を取り戻したよ。」
と、親戚の方から電話がかかってきた。そこで、私はゾッとした。
もし、あの時私が玄関の扉を開けて外に出ていたら、祖母はそのままあの世へと言ってしまったのでないかと思った。実は、祖母は病気で入院をしており、昨日まで意識がなかった。
夢で言われたことはあまり無視をしないほうが良いと思った。
怖い話㉗ 564219 @commnder
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます