第2話 手続きは生まれる前から始まっている


 あの世にも定員はあり、輪廻転生するための名簿に名前は天国でも地獄でも登録する。


 それが人になるか人間以外の生物になるか植物になるかはてや風や石などの生物外のものになるかは本人の行いや希望や適正などで決まるという。

 

 そして、生前本人が心から信仰するものがあったものはその神が、信仰するものがない場合は前世に関わった誰かに扮した神様という、一人ひとり形が違うその神と面談をして、色々なことを相談する。


 まず、前世での振り返りとそこから見えてきた課題。その課題を来世で解決するためには何をしたら良いのかの面談。


 そして、人間と決まった場合には、どの国に、どんな両親のもとへ生まれるのか決まり、やはり生まれる予定の兄弟姉妹があの世で待機している場合は面会し、一緒に遊んだり、会話したりする。


 兄弟姉妹にも仲が良かったり、悪かったり色々あるけれど、それもこの面会が理由の一環なのかも知れないと思ったりもする。


 また、この時点で輪廻転生を面倒くさがっているものは神様に見破られてまた最初の面談から戻る順番待ちになるので、要注意。


ここからは両親と兄弟姉妹以外の容姿だったり、知性だったり、友人などを決める手続きのお話。




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