ビクトリーズ選手名鑑 1

広元淳一(ひろもとじゅんいち)


今シーズン 7勝11敗 防御率3,96。


評価 65点



ダイナミックなサイドスローから投げるスライダーとシュートを武器に開幕投手を務めた技巧派右腕。


北海道から移籍して投手陣のキャプテンを務めチームトップの7勝をマーク。得意とするスライダー、シュートで打者を左右に揺さぶるピッチングスタイルに加え、4年ぶりに自己最速タイとなる146キロを記録するなど力強いピッチングも光った。


35歳となる来シーズンも、その経験豊富なベテランとして若手の見本となるピッチングを見せたい。





奥田康隆(おくだやすたか)


今シーズン


2勝5敗24H1S 防御率3,23。



評価 70点



ビクトリーズで5球団目となる世渡り人。独特の間合いから投げる左のサイドハンドとして、対左打者の被打率.211をマークし、主に勝ちパターンの1角を任せられた。


ベース板を広く使い、変化量のあるスライダーと低めのコントロールが生命線。5月20日の東北戦の8回。同点の1アウト2,3塁のピンチに登板し、左打者2人から連続三振を奪い、チームの勝ち越しを呼び込んで移籍後初勝利を挙げた。



来シーズンも勝利の方程式の一員として、ブルペン陣を引っ張る活躍が期待される。







リ・ロンパオ


今シーズン


3勝4敗28H3S 防御率 3,23


評価 75点



入団テスト経由でビクトリーズ入りを果たした元台湾ドラフト1位左腕。140キロ後半のストレートに落差のあるドロップカーブのコンビネーションが持ち味。



4月2日の初登板から8試合連続無失点を記録するなど、主にセットアッパーとしてチーム最多の64試合に登板した。心配された左肩の故障も感じさせない思い切りのいいピッチングでブルペン陣の屋台骨を支えた。



来シーズンもビクトリーズでプレーすることが決まり、今後も今年以上の更なる活躍が期待される。






岸田佑介(きしだゆうすけ)


今シーズン



2勝6敗5H19S 防御率3,68



評価 60点



ビクトリーズの守護神を任された、落差のあるフォークを得意とする150キロ右腕。


6月に3度のセーブシチュエーションを失敗するなど不調に陥ったが、右打者にはサイドスローからのスライダー、左打者には従来通り、オーバースローからのフォークボールを決め球に使うハイブリッド投法で後半戦に限っては、1勝9S、防御率1,87と手応えのある結果を残した。



来シーズンは頼れる守護神として、チームのリードを安心して最後に託される存在になりたい。







阿久津隆之(あくつたかゆき)


打率2割6分8厘 18本塁打 75打点



評価 80点



福岡から移籍したベテラン三塁手。今シーズンは新規参入球団のキャプテンを務めつつ、自身は5年ぶりの全試合出場を達成し、チーム内打撃三冠でトップの成績を残した。



6月の横浜戦では自身初となる3打数連続ホームランも記録するなど、かつてホームラン王を獲得したその打撃は健在。



2年間満足に1軍出場がなかった中でのビクトリーズ移籍となったが、自らそのプレッシャーをはね除け、キャプテンとして1年間チームを牽引した。



ゴールデングラブ賞には惜しくも届かなかったものの、シーズンを通して安定した守備も素晴らしいものだった。来シーズンもチームの精神的支柱としての役割が期待される。





鶴石光友(つるいしみつとも)



打率2割3分6厘 8本塁打44打点


評価 65点



堅実な守備と卓越したインサイドワークが特徴である元静岡ヒーローズの頭脳。今シーズンは130試合に出場し、経験の少ない投手陣を上手く引っ張った。


シーズン途中に、背中の怪我で調子を落とす時期もあったが、8月には東京戦、北海道戦で2本の決勝弾を放つなど勝負強い打撃はやはり魅力。16年目となる来シーズンも正捕手としてチームの勝利に貢献したい。








赤月雄一郎(あかつきゆういちろう)


打率2割5分6厘14本塁打61打点。7盗塁。



評価68点。




高校通算60本塁打を放った左の長距離砲。今シーズンは、自己最多となる129試合に出場し、内116試合で4番を務めた。3・4月は1本塁打に終わるも、5月に3本塁打、6月に4本塁打と徐々に自慢の長打力を発揮した。



一方で、リーグワーストの23失策を記録するなど、ショートの守備が課題で、来シーズンは安定した守備を目指しつつ、20本塁打、80打点を目標にチームの4番としての活躍を期待したい。





川田大介(かわただいすけ)


打率2割4分1厘 4本塁打 25打点



大阪ジャガースから新球団トレードで加入した左打ちの一塁手。今シーズンは主に代打の切り札として出場し、代打での打率2割8分5厘はチームトップ。記録したホームランの4本が全てランナーを置いた場面であり、ビクトリーズの貴重な左の代打として活躍した。



来シーズンはバッティング面でさらに向上を計り、レギュラーとして試合に出場する機会を増やしていきたい。





杉井将也(すぎいまさや)



打率2割1分2厘3本塁打22打点10盗塁




スピード感溢れる外野のユーティリティプレイヤー。開幕はスタメン出場も、10試合で打率1割台と結果を残すことが出来ずに2軍落ちを経験した。



それでも5月に復帰すると横浜戦では3年ぶりのホームランを放つなど、シーズン通して1軍に定着。主に外野手のバックアップ。代走要因として85試合に出場した。



持ち前の俊足と守備力を生かして、今シーズン以上の活躍を期待したい。







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る