第11話 政治家などという職業は卑賤である

 やあ、おいらです。また間が空いてしまった。勘弁しておくれ。


 日本という国は民主主義国家なのだが、勘違いしている人もいると思うが、共産主義国家も社会主義国家も(建前上かもしれないけれど)民主主義国家なんだよ。ただ、現実に存在している共産主義国家がほぼ独裁国家になっているというのが事実なので、そう思えないだけなんだ。いま唯一上手くいっている社会民主主義国家はベトナムだね。社会民主主義というのは経済も発展させ、社会保障も充実させるというモノだから、現在の人類にとって一番いい国家形態かもしれない。しかし、日本の場合、社民党なんていうモロに社会民主主義の政党があるけれど、中身は福島瑞穂独裁ではなく孤独党だからお話にならないし、日本共産党も実は社会民主主義なのだけど、裏で糸を引く老害がみんな死なないとどうにもならないし、日本人には共産党アレルギーがあるからね。これが野党団結の足枷になっている。いまだに日本共産党は国家公安委員会のテロリスト名簿に載っていることは何度も言ったし、共産主義の人や親族に共産党支持者がいると公務員や警察官にはなれない。それは、ヨーロッパ諸国のほとんどが一度は共産主義革命によって共和国制になっているけど、日本には共産主義革命なんてなかった。また、共産主義というのは労働者のためのモノなのに日本では知識層による学問になっているきらいがある。日本共産党の国会議員の学歴を見ればよくわかるよ。だから、大学が多い首都圏で共産党は強いのさ。


 さて、もう一つ資本主義というものがあるよね。これは、完全なる弱肉強食の世界。マルクスの言うところの、労働者からの搾取ってやつ。いまの日本って超資本主義だよね。富める者と貧困者。新型コロナによってその格差はますます広がり、自殺者が増えている。特に若い女性の自殺が激増しているのは失恋したからではなく派遣切りや雇い止めで失職してしまったからだ。現在の派遣法を作った大悪人はもちろん竹中平蔵だ。しかもやつは『パソナ』という人材派遣会社の実質的オーナーで、公共機関に『パソナ』の派遣社員を送り込んで賃金を搾取しているわけだ。地獄へ堕ちよ! 鬼に食われる平蔵。略して『鬼平』。


 さて、主題である国会議員は卑賤な職業だというのは、まずいまの日本で本当に優秀な人は超資本主義のいま、大企業に就職するか、ベンチャー企業で大儲けするわけ。国会議員はまともな職につけないバカどもやバカのドラ息子がやる仕事になってしまってるの。与党も野党もだよ。その積み重ねが、いまの日本の政治だよ。国会というのは立法府であって、『週刊文春』にスクープされたバカを追求して、ごまかしの討論をして、仮病で入院する場ではないということ。それを分かっている国会議員など何人いるのかね。国会議員にバカが死ぬ気で選挙に勝ってなろうとするのはカネと名声が欲しいだけ。国民のことなど考えていたら、選挙に落ちて、最悪オイラと同じ境遇になるらしいよ。「先生」と呼ばれる職業の人間にロクなやつはいない。なぜなら、先生=バカという意味だから。幼児わいせつで捕まるやつって先生が多いよね。あと公務員と警官。税金ドロボーだ。


 とにかく、議会制民主主義は日本においては崩壊したと言っていい。解決策としては全ての人に投票権を持たせた、直接民主主義を導入して民意を政治に結びつけなくてはならない。一案としては、全国民に投票ボタンのついた端末を持たせるの。多分問題はたくさんあるだろうけれど、国会議員をのさばらせておくよりもマシだと思う。


 ああ、これはおいらの個人的考えに基づく講義だから、塾生諸君は自分なりの考えをレポートにして提出はしないでね。


 では。またいずれ。

 

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