異世界物って、すごく人気ある作品でも途中で飽きちゃうんです。転スラも途中(魔王になったら)で読むのを止めちゃったし。
小説だけでなくってマンガでも例えばジャンプのはダメで、ワンピースもチョッパーが仲間になった辺りで止めてしまいました。「ワンピース」を忘れちゃってない?て感じになって。
そんな私なのですけど、この作品は異世界物ではじめてです。
80万字を越えても飽きずに読めて、まだまだ続きが気になるのは。
たぶん、キャラクターの関係が変わっていくから、かな? ネタバレにもなるので上手く言えていないのですけれども。
普通というと変ですけれども、異世界物でもジャンプの作品でも、一旦キャラクターの関係が決まると、ずっとそのままのような気がします。
キャラクターが置物になるというか、パラメーター(強さの基準とか)になるというか、血が通っていないというか。
でもこの作品はちがうのですよね。読んでいて、ずっとドキドキしますし、ハラハラしたままでいられます。
どうなるのだろう?と気になって、ページをめくる手が止まらなかった。そんな感じでした。
飽きずに読める長編作品を求めている人には、とてもお薦めです♬
【ネタバレあり】〜110話まで
主人公が彼女たちにひどい扱い、冷遇をされてきたのにも関わらず、前向きに検討し、信頼しようとする心に、勇者ある資格、器の大きな人だと考えさせられます、、。
私だったら、いやでも、関わろうとせず、遠目で距離を保つのが普通だと思います。
ですが、事実、戻ってきた現在に、彼女たちには非がないので、信頼しようとする主人公の気持ちは、複雑であり、共感しましたが、
やはり、トラウマは根強く憑かれるからこそ、執着するものであり、簡単に拭えないので、主人公のヒロインとなっても、やはり複雑の方が大きいでしょうか、、。
若干、主人公が言った、『ヴィルの女を寝取った』発言ですが、的確であり、そうではない言葉だと思わせます。
PS:糞未来のアリシアの悪態、主人公と結婚の約束をしたのにも関わらず、いざ、蓋を開けてみれば、Eランクの能力、心情の弱さの原因で、導いた結果なのでしょうか、、